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今朝のLINKED通信

covid

新型コロナウイルス、毎年の夏の感染拡大をどう防ぐか

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今年の夏は、前回までにお伝えしたヘルパンギーナや熱中症に加え、
様々な制限が撤廃された新型コロナウイルスの脅威も続いています。
多くの学校で夏休みが始まった今、もう一度新型コロナウイルスの感染対策を考えてみませんか。

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毎年夏に感染拡大が

「第7波」となった昨年の夏は、7月上旬から急速に全国で感染が拡大し、一日の全国の感染者数が過去最多の26万人余りに達した日もありました。

現在の感染状況をみてみると、7月10日から16日までの1週間で1医療機関あたりの平均患者数は43の都道府県で前の週より増加し、全国平均は11.04人となりました。

しかし、愛知県は14.73人、岐阜県は13.87人、三重県は15.53人と全国平均を上回り、引き続き注意が必要です。

マスクの着用や適切な換気など、基本的な対策を

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーでもある東邦大学の舘田一博教授は、夏休みとお盆期間の移動、暑さ対策でエアコンをつけている中での換気の難しさといった状況が感染拡大に拍車をかけていると指摘しています。

重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患をもっている人、免疫不全の人と接したりする場合は、引き続きマスクの着用や適切な換気など、基本的な対策が重要です。

体調が悪い時などは場合によっては帰省を控えるなど、高齢者の感染リスクを軽減する配慮が求められます。

愛知県では「第9波の入り口に」

また、愛知県では大村知事が「第9波の入り口に来ている」との認識を示し、夏休みやお盆を前に、感染対策をとるよう呼びかけました。

愛知県の定点把握によれば、7月16日までの1週間で感染者数は2,872人と前の週より637人増加しました。

この結果を受けて、知事は夏休みやお盆期間には人の流れが増加することから、換気、手洗い、マスクの適切な使用などの基本的な感染防止策を実行するよう県民に呼びかけています。
ワクチン接種の推進も大切な取り組みとされています。

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毎年夏に感染拡大が起きている事実を踏まえ、私たち一人ひとりが感染症対策を心掛けることで、夏を楽しく、そして安全に過ごしましょう。

※参考サイト
■厚生労働省「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況等について
■NHK「愛知 新型コロナ感染者数10週連続増加「第9波入り口に」
■NHK「夏休みだけど…コロナの不安 ことしは?知っておきたいこと

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画像提供:PIXTA

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