毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
加齢とともに「暑さ」を感じにくくなる
高齢者が熱中症にかかりやすいのは、年齢と共に「暑さ」を感じにくくなり、体温調節や水分補給に遅れがでるからです。
高齢者の住まいは、冷房の使用時間が短く設定温度が高いため、一般的に2度高く、湿度も5%ほど高いと言われています。
また、皮膚の温度感知能力の低下により、暑さを自覚しにくく、結果的に熱中症のリスクが高まります。
東京都の令和3年の調査によれば、屋内で熱中症で亡くなった高齢者の約90%が、エアコンを持ちながらも使用していなかったという結果が明らかになりました。
水分補給と部屋の温度管理を
夏の暑さ対策には、こまめな水分補給が不可欠です。
のどが渇いていなくても、水分を多く含む食べ物や飲み物を摂ることを心掛けましょう。
また、部屋の温度を28度程度に保つことも重要です。温湿度計をよく見えるところに置いてこまめにチェックしましょう。
エアコンの風が直接当たらないように工夫し、涼しい服装を選びましょう。
周囲のサポートも重要
最後に、高齢者の周囲の人々のサポートも不可欠です。
水分補給や冷房の操作等を定期的に確認し、孤立している場合には介護保険サービスなどを利用しましょう。
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この夏、高齢者の健康を守るために、私たち一人ひとりができることを見直し、行動に移す時期です。
※参考サイト
■環境省「2.高齢者と子どもの注意事項」
■ウェザーニュース「15年で3倍以上 死者数の8割を占める高齢者の熱中症対策」
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