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今朝のLINKED通信

covid

大人も要注意な夏の感染症「ヘルパンギーナ」、その理由は。

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新型コロナウイルスが5類になった一方で、その他の感染症が少しずつ増えているようです。
その一つが子どもに多いウイルス感染症のヘルパンギーナ。
しかし、ここ数年で大人でもヘルパンギーナの報告が増えています。
その背後には主に2つの理由があります。

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大人の免疫力不足

ヘルパンギーナの症状は、高熱や口の中に水疱ができ喉が痛むのが特徴です。

主な原因はコクサッキーウイルスですが、大人はこのウイルスへの免疫が十分そなわっていません。

子どもは学校や保育園などで感染することが多い一方、大人はこのような環境にさらされる機会が少ないため、感染経験が少なく免疫が形成されにくいようです。

家庭内での感染

二つ目の理由は家庭内感染。

ウイルスは「飛沫感染」や「接触感染」で広がりますが、子どもがヘルパンギーナに感染すると、子どもを看病している中でウイルスが家庭内に広がり、大人が感染する可能性があります。

免疫力が低下している場合や、疲労やストレスが溜まっている場合は特に感染リスクが高まります。

手洗いやうがいで予防を

大人がヘルパンギーナに感染すると、高熱や喉の痛み、頭痛などの症状が強く現れ、子どもよりも症状が重く長引くことが多いです。

感染を防ぐためには、手洗いやうがいなどの基本的な予防策を徹底することが重要です。

また子どもが感染した場合、家庭内での感染を防ぐための対策が必要となります。

食器やタオルの共用は避け、子どもの排泄物を処理するときは消毒をしっかりしましょう。

※参考サイト
■東洋経済ONLINE「夏かぜの代表「ヘルパンギーナ」は大人も要注意
■EPARKくすりの窓口「https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/herpangina-adult-19048/

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画像提供:PIXTA

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