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睡眠時間より重要な「睡眠休養感」とは?

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大リーグ・大谷翔平選手の活躍を支える生活スタイルの一つが「睡眠」にあることから、睡眠の大切さが注目されています。
健康な毎日のために、睡眠について少し学んでみませんか。

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新たな睡眠の指標「睡眠休養感」。

長く眠ったつもりでも、すっきり目覚められないことがありますね。

それは「睡眠休養感」が得られていないから。

睡眠休養感とは、睡眠によって朝起きた時にどれだけ体が休まったと感じたかを主観的に評価したもの。

睡眠の質を評価する新たな指標として注目されています。

「睡眠休養感」が低いと、死亡リスクが増大。

国立精神・神経医療研究センターなどのグループが「働き盛り世代(40〜64歳)」と「高齢世代(65歳以上)」に分けて、睡眠休養感と睡眠時間、床上時間(睡眠をとるために寝床で過ごす時間)を調べました。

その結果、働き盛り世代は、睡眠時間が短く、睡眠休養感が低いほど死亡リスクが高くなることがわかりました。

一方、高齢世代は、睡眠休養感が低く、床上時間が長いほど死亡リスクが高くなることがわかりました。

眠ろうとして早めに布団に入ってもなかなか寝付けない。そんな生活をつづけているご高齢の方は要注意です。

「睡眠休養感」が低いとなぜ健康に悪影響を与えるの?

睡眠休養感が低下すると、日中に疲労感が残って活動量が低下。

日中の活動量が低下すると、ますます夜の寝付きが悪くなったり、フレイル(加齢によって起こる心身の虚弱)につながりやすくなります。

睡眠休養感をしっかり得るために、寝る前に、ぬるめの湯で入浴したり、アロマをたくなどリラックスできる時間を設けましょう。

また、朝に目が覚めて夜に眠くなるというリズムを整えるために、朝起きたら、明るい日差しを浴びるようにするといいでしょう。
※参考サイト
■NHK健康チャンネル「睡眠休養感と健康の関係と睡眠の質を上げる3つの方法

■国立精神・神経医療センター(NCNP)「睡眠休養感がカギを握る:健康維持・増進に役立つ新規睡眠指標の開発

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