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今朝のちょっと深読み／無症状でも「およそ６％が陽性」という衝撃。

慶應義塾大学病院(東京)は４月21日のホームページで、「術前および入院前ＰＣＲ検査において、新型コロナウイルス感染症以外の治療を目的とした無症状の患者さんのうち5.97％の陽性者（４人／67人中）が確認されました」と公表しました。これは院外・市中で感染したものと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。

今すぐ、院内感染を防ぐ水際対策を。

同院では、入院治療を必要とするすべての患者（分娩を含む）に対し、入院前のＰＣＲ検査を実施していますが、こうした対策は、すべての病院において急務の課題ではないでしょうか。
全国医学部長病院長会議（ＡＪＭＣ）は４月20日、「新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ-19）の医療実施に関する声明について」を発表。「無症状であっても、手術や分娩、内視鏡検査、病理検査あるいは救急医療などの診療実施前、また病理解剖を行う際にＰＣＲ検査が必要」と示しています。その上で、「院内感染を防ぐ水際対策として、無症候の患者に対する新型コロナウイルスのＰＣＲ検査を保険適用（ないし公費で施行可能）」で実施できるよう要望しています。

●詳しくは、こちらへ。
・慶應義塾大学病院「新型コロナウイルス感染症に関する当院の状況について」2020年04月21日

・全国医学部長病院長会議「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の医療実施に関する声明について」2020年04月20日

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画像提供：PIXTA