病院・クリニックからのトピックス
医療法人 尚徳会
入院治療と在宅療養の架け橋となる〈地域包括ケア病床〉
地域医療事情
2021年5月18日|54 VIEW
最大60日の入院期間で、生活復帰をサポート。
近年、日本では超高齢社会にふさわしい医療・介護提供体制を実現するため、さまざまな制度改革が進められています。そうした改革の1つとして、2014年に誕生したのが地域包括ケア病床です。
地域包括ケア病床というのは、簡単にいえば「入院治療と在宅療養の架け橋となって繋ぐ病床」です。受入対象となるのは、主に「入院治療により病状は安定したものの、自宅や施設に帰るのは困難な患者さん」「在宅療養中に病状が悪くなった患者さん」「化学療法や介護者の負担軽減などのため、一時的な入院が必要になった患者さん」の3つ。疾患による制限はありません。入院期間は最大60日で、その間に治療やリハビリテーション、環境整備、介護・福祉サービスの導入などを行いながら、患者さん・ご家族が安心して在宅療養を行えるよう準備を進めます。
当院では、制度が始まった2014年に地域包括ケア病床を開設し、現在では15床を運用しています。地域包括ケア病床においては、身体面だけでなく経済面や社会面を含めた幅広い支援が大切です。当院においては、医師や薬剤師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなどの多職種が密に連携。地域の医療・介護・福祉事業者などとも力を合わせながら、患者さんとご家族をサポートしています。
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