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病院・クリニックからのトピックス
西尾市民病院〈発〉

【こんな言葉知っていますか?】褥瘡対策

地域医療の豆知識

2021年4月23日|180 VIEW

重症化すると命を落とす危険も。リスクを一つひとつ取り除き、発生や進行を予防することが大切です。

寝たきりのように同じ姿勢が長時間続くと、体の一部が圧迫されて血流が悪くなり、皮膚や周辺組織が壊れてしまうことがあります。こうした状態のことを、一般的には「床ずれ」と、医学的には「褥瘡(じょくそう)」といいます。褥瘡は、初期では皮膚が赤くなる程度ですが、進行すると骨がむき出しになるほど重症化することがあります。さらに最悪の場合、感染症を併発して命を落とすこともあり、早期発見・早期治療、予防が大切です。
褥瘡は、持続的な圧迫、摩擦やずれ、皮膚・筋力の衰え、皮膚の不衛生、栄養不良など、さまざまな要因が複合して発生します。そのため、褥瘡対策においては、できた傷を治療するだけでなく、定期的な体位変換や体圧分散寝具の活用、清潔ケア、栄養管理、リハビリテーションなどを通じて、そうした要因を一つひとつ取り除いていくことが重要です。
褥瘡の発生リスクが最も高いのは、病気療養中の高齢者です。なかでも自宅で療養する患者さんに多く発生します。高齢化が進み、在宅医療が推進される日本では、褥瘡対策はこれまで以上に重要な問題となっています。

 

 

西尾市民病院では

院内はもちろん、地域全体の褥瘡対策の向上をめざし活動しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師
杉浦裕美

当院では、皮膚・排泄ケア認定看護師2名と褥瘡回診チームを中心に、以下のような褥瘡対策を行っています。
まずは、院内向けの対策。チーム回診などを通じて徹底的に入院患者さんの褥瘡発生を予防するとともに、通院患者さんに対しては、重症化予防をめざし、認定看護師がケアや指導を行っています。また、定期的に院内勉強会を開催するなど、職員教育にも力を入れています。
次に地域向けの対策。地域医療機関や介護施設からの褥瘡に関する相談に対応し、介入が必要な自宅療養患者さんに対しては往診も行っています。さらに、地域全体の褥瘡対策の向上をめざし、市民向けの講演会や医療・介護関係者向けの勉強会も開催しています(※)。
当院では今後も、地域の中核病院として、全力で褥瘡対策に取り組んでまいります。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在は一部休止中です。

 

 

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