岡崎市民病院

【地域医療を学ぼう!】地域で取り組む高齢者の口腔ケア

賢く病院を利用するために

2020.12.30374 views

口腔ケアは生活の質に直結する重要なケア。健康寿命の延伸をめざし、地域での活動が始まっています。

口の中だけでなく、全身の健康に影響を及ぼします。

口腔ケアは、狭い意味では「口の中を清潔にする」という意味で使われることもありますが、一般的には「歯の手入れ」や「咀嚼・嚥下のリハビリ」などを含む広い概念として用いられます。
高齢者が健康を維持し、自立した生活を続けていくためには、適切に口腔ケアを行うことが非常に大切です。食べる・飲み込むなどの口腔機能が低下したり、義歯や口の乾燥が原因で口腔内に細菌が繁殖したりすると、食事量が減って栄養状態が悪くなるだけでなく、誤嚥性肺炎をはじめとした感染症や、低栄養による運動機能・活動量の低下、認知症の進行など、全身の健康に悪影響を及ぼすことが指摘されています。

日常的な口腔ケアを実現するため、地域ごとに取り組みを進めています。

口腔ケアで大切なのは、専門職のサポートがある入院中だけでなく、自宅や施設でもしっかりとセルフケアを実践できることです。近年、こうした高齢者の口腔ケアを推進するため、全国のさまざまな地域で、医療機関や行政、大学などが共同の取り組みを進めており、その内容は口腔ケアの啓発・啓蒙から口腔機能向上プログラムの開発までさまざまです。

岡崎市民病院では?

行政や地域の医療職、職能団体とともに、口腔ケアの充実に努めています。

言語聴覚士
田積匡平(左)、長尾恭史(右)

当院では、岡崎市の事業の一環として、主に認知症の方を対象とした口腔ケアを、地域とともに行っています。その1つが施設に対する専門職の派遣です。当院と地域の医師会、歯科医師会、リハビリスタッフなどが協力して、人的資源が充分ではない介護施設に対し専門職を派遣。食事時の回診やアドバイスなどを行い、サポートしています。2つ目は「お口の衰え」の予防です。地域の言語聴覚士と共同で「岡崎モグザえもん体操」という口の体操を作り、行政の協力のもと「ごまんぞく体操(岡崎市の介護予防体操)」の参加者を中心に広めていっています。岡崎モグザえもん体操は、当院ホームページの摂食嚥下栄養サポートセンターページにも掲載されていますので、気になる方はぜひやってみてください。

岡崎モグザえもん体操はこちらをご覧ください。

 

 

 

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    岡崎市民病院
    岡崎市民病院は、岡崎市と幸田町の人口43万人の命と健康を預かる高度急性期医療を得意とする地域中核病院です。2020年4月に愛知県がんセンター岡崎病院が岡崎市に移管され、岡崎市立愛知病院となったことに伴い、愛知病院で行ってきた専門性の高いがん診療を順次、岡崎市民病院で実施できるようにしています。今後も市民・町民のみなさまから、困ったときに頼りになる市民病院でいられるよう、体制を整えてまいります。

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