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病院・クリニックからのトピックス
安城更生病院

【支援機能のご紹介】医療職の臨床教育・看護部

安城更生病院のCARE

2020年4月9日|930 VIEW

評価基準に独自性を持ち、多職種との集合教育も実施。

当院の看護部教育は、JA愛知厚生連看護部クリニカルラダーに沿って、ラダーレベル別にそれぞれの目標を定め、看護実践能力、マネジメント能力の向上をめざしています。
JA愛知厚生連看護部クリニカルラダーは、個々の病院での独自性が保たれていますが、当院看護部の場合は、評価においてそれが一番現れています。というのも、当院は高次の専門医療を担う病院です。従って、入院期間が短く次のステージの病院に繋ぐ看護が求められます。そのため評価基準はそこにウエイトを置かざるを得ません。新人看護師には少し厳しい話ですが、当院の使命、役回りを考え行っています。中堅以上になると、組織マネジメント、病棟マネジメント、疾患マネジメントなどがあり、それは時代の流れや時代の要請で変わってきます。その意味では現在はまだ模索を続けていますが、看護管理職にあたる課長・係長以上を対象に、まずは外部から講師を招いての集合教育を実施しています。さらに、こうした基本プログラムとは別に、医師、セラピスト、臨床工学技士をはじめとする多職種にもお願いし、集合教育を行うなど、多職種との関わりのなかで、OJTでの学びも実施しています。

認定・専門看護師との学び、多職種との学びも実践的に。

副看護部長 吉永恵

前述の教育が縦軸とすると、横軸で行っているのが、認定看護師・専門看護師による専門的な看護領域の教育、そして、各種の委員会活動です。前者においては、さまざまな認定看護師・専門看護師が講師になっての集合教育の実施、また、実際の患者さんを一緒に看るという、実践教育にも力を入れています。後者の委員会活動には、各部署の看護師が担当として参加。そこでの学びを部署に持ち帰りみんなに広げる、あるいは、委員会メンバーである多職種とチームを組み、病棟を回るといった多様な活動へと繋げています。いずれも、まさに患者さんと正対するなかで、最先端の正しいエビデンスに基づいたケアを、また、他の専門職のあり方を学んだり、専門知識を習得するよい機会となっています。

Leader’s message

臨床教育・臨床研究支援センター長
三浦崇則
教育のあり方が病院のあり方に通じると、私たちは考えています。

ここでご紹介した看護部だけではなく、全専門領域においても、当院では教育に全力を注いでいます。というのも、当院は、教育のあり方が病院のあり方に通じると、考えているからです。だからこそ手を抜かず、常に改善を続けています。幸いにも当院には志ある人材が集まり、病院へのロイヤルティ、プロとしてのプライドを、自らのアイデンティティに繋げています。その総和が当院の力であり、その先にある地域の力となっています。地域医療が変革する今、また新たな教育の仕組みづくりに全力を注いでいきます。

 

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