西尾市民病院

【こんな言葉知っていますか?】地域包括ケアシステム

地域医療の豆知識

2020.03.1353 views

超高齢社会を支える「地域包括ケアシステム」の実現には、私たち自身の意識も大切です。

少子超高齢化が叫ばれる私たちの国では、今、〈地域包括ケアシステム〉の構築が急務とされています。地域包括ケアシステムとは、中学校区を目安とする各地域のなかで、高齢者に対する「住まい・医療・介護・予防・生活支援」が一体的に提供される仕組みのことです。目的は、歳を取っても、最期まで住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けられる社会づくり。厚生労働省では、団塊の世代が後期高齢者に達する2025年を目処としており、実際には、地域ごとに環境や資源が異なるため、国が示した指針に基づき、各都道府県や市町村が中心となり進めています。
地域包括ケアシステムで「住まい・医療・介護・予防・生活支援」が一体的に提供されるといっても、支えてくれる人、財源がなくては実現できません。少子化が進むなか、どのように支援や財源を確保するのか、国としての課題はあります。それに対して私たち自身は、まず自分のことは自分で行う、自分だけで無理なら地域のなかで助け合うといった、〈自助〉〈互助〉の意識を持ち、ともに未来の社会づくりを見つけていきたいものです。

西尾市民病院では

時代の変化、地域のニーズを見つめ、地域包括ケア病床91床を稼働させています。

今日の地域医療では、以前のように病気が治るまで、急性期病院でずっと入院することが許されなくなりました。病状が落ち着いたならば、早期に退院してご自宅、あるいは地域の介護施設など、在宅で療養を続けるという形になっています。
しかし、すぐに在宅に戻るのが難しい患者さんがいらっしゃいます。そうした方のためにあるのが「地域包括ケア病床」です。ここではしばらくの間、入院を継続し、医学的管理、看護、リハビリテーションを行い、その一方で、退院の支援を推し進め、安心して在宅へお帰りいただくようにしていきます。また、在宅で療養中に急性増悪した患者さんを受け入れるのも、この病床。在宅復帰を見つめ、治療、看護、リハビリテーション、退院支援を進めていきます。
西尾市民病院では、「地域包括ケア病床」を91床有しています。急性期病院として地域を支えていた当院が、なぜ地域包括ケア病床を持ったのか。それはもちろん、市民の病院として、時代の変化、地域のニーズに的確にお応えするため。急性期医療で培った医療技術を最大限に発揮し、地域包括ケアシステムを支える病院として、地域への貢献を果たしたいと考えています。

 

 

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    西尾市民病院
    西尾市民病院は、6市で構成される西三河南部西医療圏の最南部に位置する西尾市の中核病院です。二次救急病院として年間約4000件の救急搬送患者を受け入れています。急性期病棟と地域包括ケア病棟を有し、集中的な医学的管理が必要な急性期治療を担うとともに、急性期後すぐには在宅や施設へ移行することが困難な患者さんの在宅復帰を支援しています。

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