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病院・クリニックからのトピックス
西尾市民病院〈発〉

【こんな言葉知っていますか?】新型コロナウイルス感染症の治療薬

地域医療の豆知識

2022年4月1日|140 VIEW

軽症か、中等症・重症かで使い分けられている治療薬。重症化リスクが高い場合に投薬を検討。

新型コロナウイルス感染症の治療薬は、大別すると「抗ウイルス薬」と「中和抗体薬」があり、発症からの日数、ワクチン接種歴、重症化リスク因子、合併症などを考慮した上で適した治療薬が選択されます。「抗ウイルス薬」は、ウイルスが新しい細胞に移っていく過程を抑える役割があり、現在、中等症から重症の入院患者対象に1種類(一般名:レムデシビル)、軽症から中等症向けに2種類(一般名:モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビル)の薬が特例承認されています。「中和抗体薬」は、ウイルスが増殖するのを防ぐために、体内に抗体を点滴投与する方法です。軽症から中等症向けに2種類の抗体を混ぜたカクテル療法(一般名:カシリビマブ/イムデビマブ)と、強い抗体1種類(一般名:ソトロビマブ)の点滴投与をする方法があります。但し、カクテル療法はオミクロン株には効きにくいため、現在は強い抗体1種類を点滴投与する方法が主流となっています。なお、軽症者の大半は自然治癒することが多いため、重症化リスクが高い場合に投薬が検討されます。

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