毎日発信 今朝のLINKED通信
今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。
膝や腰の痛みや便秘など日常生活への影響
特に膝を支える筋肉や背骨を支える筋力が低下し柔軟性が失われると、膝や腰の痛みを引き起こします。
加えて、運動不足で体重が増加すると、これらの部位への負担も増えます。
さらに、腹筋の衰えにより大腸のぜん動運動が低下するため便秘が増えるようになります。
また、骨は運動の負荷によって強くなりますが、運動不足が続くと、骨がもろくなる骨粗しょう症も起こりやすくなります。
肥満や動脈硬化性疾患、がんのリスクが高まる
運動不足で体力や筋力が低下し基礎代謝も下がると、肥満のリスクが高まります。
特に、内臓脂肪の増加はメタボリックシンドロームと言われるように生活習慣病の発症リスクを高めます。
メタボリックシンドロームは動脈硬化や高血圧、糖尿病、脂質異常症の原因となりますが、これらの要因が重なると心臓病や脳卒中のリスクも高まります。
また、身体活動量が多い人は、がんの発症リスクが低いことが報告されています。特に、身体活動量が多い男性は、結腸、肝、膵のがんリスクがそれぞれ0.57倍、0.62倍、0.55倍と低下し、女性でも胃がんリスクが0.63倍まで低くなると言われています。(国立がん研究センターの調査)
抑うつ状態やうつ病の発症リスクも
国際的な大規模調査である「HUNT研究」によれば、運動を全くしない人は、週に1〜2時間運動する人に比べ、うつ病のリスクが44%増加すると言われています。
さらに、週に1時間の運動を継続することで、うつ病の発症リスクが12%低減するとも指摘されています。
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このように、運動不足が続くと身体面だけではなく精神面にも影響があります。
次回は、どのような運動をすれば効果があるのか解説します。
※参考サイト
■MediPalette「運動不足の悪影響とは?おすすめの解消法や運動の際の注意点を解説」
■テレ朝NEWS「40代女性の体力が低下傾向 元巨人トレーニングコーチ「ちょっとずつが非常に大事」」
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