中日新聞 地域医療ソーシャルNEWS
  • Facebook
  • Twitter
  • Line

毎日発信 今朝のLINKED通信

今の疾病に関する気になる情報を毎日発信しています。
今の季節だから流行る病気や対策など、いち早く知って予防しましょう。

今朝のLINKED通信

covid

がん検診を受診して体のチェックをしませんか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2人に1人はかかる可能性がある、がん。がん検診はがんの早期発見に繋がります。
長引く暑さも落ち着いてきたので、ご自身やご家族の健康について考えてみませんか。

続きを読む閉じる

がんの死亡率は不動の1位

1981年から日本人の死因の第一位であるがん。

2020年の国立がん研究センターのデータでは、死亡率で男性の1位が肺がん、女性の1位が大腸がんでした。

がん検診の重要性

「がんは遺伝する」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、実は遺伝の影響はわずか5%に過ぎません。

主な原因は生活習慣にあることが指摘されており、喫煙、食生活、運動習慣を見直すことで、がんのリスクを大幅に下げることが可能です。

しかしながら、完全にリスクを0にすることはできないため、がん検診の重要性が高まっています。

5種類のがん検診

市区町村は「胃がん」「子宮頸がん」「肺がん」「乳がん」「大腸がん」の5種類のがん検診を実施しています。

また、市区町村から検診費用の補助がありますが、住んでいる地域によって自己負担額は異なります。必ず各自治体のホームページを確認しましょう。

特に女性の検診受診率が低い

男性の胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4〜5割程度になります。
一方、女性は、乳がん、子宮頸がん検診を含めた5つのがん検診の受診率は3〜4割台となり、日本のがん検診受診率は極めて低い状況にあります。

では、なぜ受診率が低いのでしょうか。

内閣府大臣官房政府広報室の2019年の調査によれば、検診状況で「2年超前に受診」「無し」と回答した人で、「受診する時間が無い(28.9%)」、「健康状態に自信があり必要性を感じないから(25.0%)」と答えた人が多くみられました。

がんは早期発見が重要

がんは、医学の進歩等によって約6割の方が「治る」ようになりました。

特に進行していない「初期」の段階で発見し、適切な治療を行うことで、非常に高い確率で治癒します。

そのため、がんを「初期」の段階で見つけるがん検診は、がんの死亡率を下げるのに非常に有効だと考えられます。

実際に、コロナ禍の検診控えの影響で、がん検診の受診者が減少し、初期のがんの発見が減っていることが懸念されています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今月は「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」になります。

暑さもようやく落ち着いてきたので、ご自身やご家族の健康について改めて考えてみましょう。

※参考サイト
■厚生労働省「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間
■YAHOO「がん検診の受診率は低い。受けない理由は「時間が無い」が最多(2019年公開版)
■日本医師会「知っておきたいがん検診

●中日新聞LINKED<読者>倶楽部、会員募集中!●

当倶楽部のLINE公式アカウントにご登録いただくと、医療や健康に関する各種情報や、専門医や医療スタッフによるWEBセミナーの情報をお届けします。『お友だち登録はこちら』からお申し込みください!

閉じる

医療現場の「今」を知ろう

その他の記事はこちら

画像提供:PIXTA

中日新聞リンクト編集部からのお願い

皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です