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新型コロナウイルス対策特集
中日新聞LINKED〈発〉

新型コロナワクチン接種の情報リテラシーに関すること

新型コロナワクチン丸わかり情報パート5

2021年3月29日|1,304 VIEW

今回は、新型コロナワクチン丸わかり情報の最後です。
新型コロナワクチンが開発・利用されてあまり期間が長くないことから、安全性や効果に関することで不安をあおるような情報があります。たくさんある情報をどのように捉えて、理解し利用していくかという情報リテラシー、ワクチン接種を決めるのは自分であること、詐欺などにも注意することをお伝えします。

 

センセーショナルな見出しに惑わされない

新型コロナワクチンに限らず、マスコミのセンセーショナルな見出しに惑わされないようにすることが重要です。

同じ英文を訳した記事でも、タイトル付け方が違うと記事の印象がまるで違うため、気をつけましょう。

「◯人の人に副反応が出た」など数字が出ている場合は、分母がどれだけなのかを見る必要があります。

新型コロナワクチンのことに限らず、TVやインターネットの情報は、伝え方によって情報のイメージが大きく違ってきます。

また、見出しを大げさに書いたり言葉を操作したりして、興味をもたせるようにしていることがあります。

また、残念ながらどこからの情報がわからないことをもっともらしく載せていることもあるのが現状です。

情報元の確認

情報元のサイトや文献が掲載されているかどうかなど、確認する習慣をつけましょう。

「〇〇大学の医師が・・・」「ある学術誌によると・・・」は、根拠となるサイトや文献が示されていない場合は、正しい情報ではないことがあります。

厚生労働省や日本感染症学会、国立感染症研究所などが信頼できる情報を発信しています。
詳しい情報を知りたい場合は、信頼できる省庁や学会などのサイトを確認しましょう。

ワクチン接種を決めるのは自分

自分で新型コロナウイルスや新型コロナワクチンの情報を理解して、ワクチンを受けるかどうかを決めましょう。

ワクチンを受けるかどうかは、人に決めてもらうことではありません。

情報リテラシーの観点からもきちんと自分でワクチンについて理解し、どうするかを決めることが大切です。

ワクチン接種は強制や差別をされることではない

新型コロナワクチンを受けることは、誰かから強制されることではありません。

また、ワクチンを受けないからといって差別してはいけません。

ワクチンを受けたいと思っていても、様々な理由から受けられない方がいることを忘れないようにしましょう。

新型コロナワクチン詐欺にも気をつけて

新型コロナワクチンに関連した詐欺に注意をしましょう。実際に消費者庁に寄せられた例は次のとおりです。

このような電話などがあった場合は、「消費者ホットライン(局番なし)188」「厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター 0120−761770」へ連絡しましょう。

◯例1 「コロナウイルスワクチンが接種できる。後日全額返金するので、お金を振り込むように」と保健所を名乗る電話があった。
→新型コロナワクチンは無料です。金銭を要求することはありません。

◯例2 高齢者宅に、「『新型コロナワクチンが無料で受けられます』と個人情報を聞き出す不信な電話がかかってきた」
→市町村から接種券と接種のお知らせが届きます。電話やメールで個人情報を求めることはありません。

まとめ

新型コロナワクチンに関する2021年2月時点の情報を中心にまとめてお伝えしました。

今後もワクチンに関する新しい見解が発表され、様々な情報が錯綜する可能性があります。
慎重に情報を選んで利用しましょう。

また、引き続き感染対策を怠らずに「感染しない」「感染させない」ことに配慮していきましょう。

■参考
・消費者庁 「便乗悪質商法の注意喚起!」

画像提供:PIXTA

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