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新型コロナウイルス対策特集
中日新聞LINKED〈発〉

新型コロナワクチンの効果・副反応

新型コロナワクチン丸わかり情報パート2

2021年3月29日|1,831 VIEW

2021年2月の時点で、日本ではファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社の3社より合計3億1,400万回分の新型コロナワクチンの供給を受けることに合意されています。
医療従事者、高齢者と順に可能な限り早く接種できるように調整中です。
今回は、新型コロナワクチンの効果・副反応についてお話します。

 

新型コロナワクチンの効果

現在、世界各国で新型コロナワクチンの開発が行われており、その効果や安全性を確認しているところです。

ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社は、ワクチンを接種した人の方が接種していない人よりも新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないという中間結果が得られたと発表しています。

しかし、臨床試験や接種が始まってからあまり時間がたっていないため、効果の持続期間についてはまだはっきりとわかっていないのが現状です。

新型コロナウイルスの変異株へのワクチンの効果

新型コロナウイルスの変異株についての効果が気になるところです。

ファイザー社では、新型コロナウイルスの変異株にも作用する抗体が作られたという実験結果を発表しています。

引き続き、変異株を含めたワクチンの効果については追跡が行われ発表されるため、厚生労働省のサイトで確認することが必要です。

厚生労働省では、安全性や有効について海外での情報を収集しています。

日本での状況は、先行的に接種する医療従事者のデータを調査する予定です。

新型コロナワクチンの副反応

2021年2月24日時点の新型コロナワクチン(ファイザー社)による副反応疑いの報告では、蕁麻疹1例、冷感・悪寒戦慄1例、脱力(手足が上がらない)1例となっています。

ワクチン接種直後の副反応に対応するために、ワクチン接種後少なくとも15分は接種回会場にとどまり様子を観察することになっています。
海外ではアレルギーがある方も新型コロナワクチンを受けていますが、日本では接種対象になるか今後確認が必要です。

新型コロナワクチンを接種した後の発熱の対処

ワクチンを接種した後には発熱することがあります。
これは、他のワクチンでも見られる副反応です。
もし、ワクチン接種後1〜2日以内に発熱が見られた場合、必要に応じて解熱剤を飲んで様子を見ることになります。

発熱以外の副反応は、頭痛、疲労、筋肉痛、寒気、関節痛などです。
これらの症状がワクチンによるものか、新型コロナウイルス感染によるものかを見分けるためには、発熱の他に、咳や喉の痛み、味覚や嗅覚の消失、息切れなどの症状があるかどうかを観察してください。

通常、ワクチン接種による発熱の場合、咳などの呼吸器症状や味覚・嗅覚の異常は見られません。
また、ワクチン接種後に2日以上の発熱、症状が重い場合は医療機関を受診してください。長期的な人体への影響に関しては、現在モニター中です。すべての新型コロナワクチンにおいてまだよくわかっていないのが現状です。

■参考
・厚生労働省 「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」
・厚生労働省 「新型コロナワクチンについて」

画像提供:PIXTA

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