中日新聞LINKED〈発〉

コロナ禍での夫婦問題

2020.06.26765 views

緊急事態宣言の最中にリモートワークをしていた夫婦で、関係性の変化が生じたことも多いようです。

良い変化なら嬉しいことですが、悪い変化となると緊急事態宣言が解除された現在でも、コロナ禍が続く中でどう対処するべきか不安になってきます。

一緒にいる時間が増えることによる良い影響と悪い影響、ストレスへの対処方法、DV(ドメスティック・バイオレンス)への対処について解説します。

一緒にいる時間が長いことによる影響

普段の昼間に離れて過ごしている夫婦では、外出自粛で一緒にいる時間が多くなり、お互いがストレスを抱えていることでしょう。価値観の違いから別居や離婚にまで至ることもあります。

反対に、一緒にいられる時間があって嬉しいという声もあります。

夫婦が同じ空間に長くいることによるさまざまな影響について紹介します。

ポジティブな影響

●一緒にいられるので会話が増えた、嬉しいなど。
●普段だと難しいが、子どもの世話が一緒にできる。
●家族みんなで食事ができる。
●昼間に自分がどんなに忙しい思いをして育児をしているかが分かってもらえる。

ネガティブな影響

●夫婦ともに在宅勤務の場合、昼ごはんやその他、やることが増える割に手伝わない。
●収入が減ったことによる喧嘩が増えた。
●価値観の違いが分かった(一方は外出を控えているのに、一方は出掛けるなど)。

ストレスを少なくする方法

長時間一緒にいるために感じるストレスを緩和する方法を紹介します。ぜひ役立ててください。

① 一人の時間や気分転換の時間を持つ。
② 家事や育児を分担する。
③ 冷静に話す時間を持つ。
④ 徐々に日常に戻ることによってストレスが緩和されることを待つ。

まずは、一人になる時間や気分転換の時間を作ることです。それだけでもずいぶん気持ちが楽になります。

また、忙しくなってしまった人は、家事や育児などの分担をパートナーに提案してみましょう。

普段から分担するに越したことはありませんが、これを機会に話し合ってみるとよいのではないでしょうか。

ストレスを感じている自分の状況を素直に冷静に話せると、お互いの理解が深まるチャンスかもしれません。
こんなことを言うのは恥ずかしい、言いにくいなどさまざまな感情があることでしょう。

でもやっぱり分かってほしいと思うなら、伝えることが大事です。

また、外出自粛が解除され、だんだんと日常が戻ってくるとストレスも緩和されていくことが多いものです。ときが経つのを待つことも一つの方法です。

DVや虐待が増えている

家から出られない時間が増えるとストレスがたまって、家族にその怒りやイライラをぶつけてしまう人もいます。DV(ドメスティック・バイオレンス)がひどくなる、虐待行動があるなど、度を越してしまう場合は問題です。

DV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待を受けている人は、居場所や逃げられる場所が減り助けを求めにくくなります。

でも、もしDV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待を受けている場合、第3者でも気がついた場合は躊躇なく相談窓口へと連絡してください。安全な場所が用意されていたり、10カ国後語に対応していたりサポートが充実しています。

内閣府はフリーダイヤルで専用の相談窓口を設置しています。各自治体でも相談窓口を設置して相談員を増強しているため、必要なときはぜひ利用してください。

●電話:24時間受付  0120ー279ー889(279つなぐ 889はやく)
●DV相談ナビでも受付 0570ー0ー55210(55120 ここにでんわ)
●メール:24時間受付 下記URLからメールを送信
チャット:12時〜22時受付 下記URLにQRコードあり
●内閣府 DV相談+  https://soudanplus.jp/

離婚を考える前にもう一度

もし、離婚を考えるほどのストレスを感じている人は、もう一度立ち止まって、次のことについて考えてみましょう。

① みんながストレスを感じている。冷静に相手の状況も想像してみる。
② 非日常のときに早急に結論を出すのは危険。
③ DV(ドメスティック・バイオレンス)などの緊急事態を除いては、徐々に日常に戻る過程で考える。

【参考文献】
■一般社団法人 日本家族療法学会「新型コロナと家族
■内閣府 「DV相談+

画像提供:PIXTA

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