中日新聞LINKED〈発〉

新型コロナウイルスの感染状況を知ろう。

今一度、正しい情報を確認しよう。

2020.04.01147 views

新型コロナウイルス感染症は世界的に広がっていて、その状況は日々更新されています。ここでは、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の報告に基づき、現状を正しく把握していきたいと思います。

※出典: 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日)ほか

1 最初の症例からわずか3カ月強で、パンデミックに。

新型コロナウイルス感染症の最初の症例が確認されたのは、2019年12月でした。中国の湖北省武漢市で「原因不明のウイルス性肺炎」として症例が報告。そのウイルス感染は一気に中国全土に広がり、中国以外の国と地域に拡大していったのです。2020年1月31日、WHO(世界保健機関)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。3月11日には、「新型コロナウイルスは、パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明しました。

 

2  新型コロナウイルスとの闘いは、長期戦になる。

新型コロナウイルス感染症は今、国内外に広がっています。その状況を見ると、短い期間に収束を期待するのは難しいでしょう。私たちは、長期戦を覚悟し、腰を据えて、闘いに挑んでいかなくてはなりません。
新型コロナウイルス感染症の発生は、連日にわたり、全国各地域で報告されています。その一つひとつの小規模な感染を適切に制御しながら、時間をかけて収束をめざしていくことが重要です。

3 鍵を握る、クラスター(患者集団)対策。

日本ではこれまで、クラスター(患者集団)の早期発見・早期対応という戦略を立て、着実に実行してきました。厚労省のクラスター対策班は、クラスターを発見すると、直ちにその人々に対してできる限り人との接触を断つよう要請し、継続的に健康状況を確認する活動を続けてきたのです。その成果は、WHOのテドロス事務局長のステートメントにおいても高く評価されています。日本ではPCR検査の実施が少ないと批判されますが、PCR検査はクラスターの早期発見・早期対応のために有効に活用されてきました。

4 いつか、どこかで、オーバーシュート(爆発的患者急増)が…。

クラスター対策は功を奏してきましたが、ここに来て、感染源がわからない感染者が増えてきました。そうした感染者は、軽症者が多いこともあって、どの地域にどれほどいるか把握することが難しい状況です。
感染源がわからない感染者が増えていくと、いつか、どこかでオーバーシュート(爆発的患者急増)が生じます。
オーバーシュートに備え、医療資源の確保や新たな医療提供体制の構築を早急に進めていかねばなりません。

 

 

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