【チーム医療を知ろう】乳腺外科チーム
岡崎市民病院のTeam
乳がん患者さんの苦痛や不安に寄り添い、検査から生活復帰まで、多面的にサポートします。
専門性を持つ多職種が連携し、身体・精神・社会的側面から、乳がん患者さんを支えています。
乳腺外科チームは、乳がんを中心とした乳腺疾患の患者さんを支援するチームです。
乳がん患者さんの多くは、がんの診断・治療に伴う痛みや不安に加え、診察・検査時の恥ずかしさ、乳房切除による喪失感や脱毛などにより、精神的苦痛を抱えます。また、乳がんは働き盛り・子育て世代に発症しやすいがんであるため、妻や母としての役割と治療の両立に、不安やストレスを感じる患者さんも少なくありません。
そうした乳がん患者さんを身体的、精神的、社会的側面からきめ細かくサポートするため、当院の乳腺外科チームには、医師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、遺伝カウンセラーなどの多職種が所属。それぞれが専門性を活かしながら、密に連携して活動しています。
週1回「乳腺サロン」を開催。手術を終えた乳がん患者さんの療養支援に役立てています。
当院の乳腺外科チームは、検査から生活復帰に至るまで、幅広く乳がん患者さんをサポートしています。そのなかでも以前から力を入れてきたのが「乳腺サロン」です。乳腺サロンというのは、手術を終えた乳がん患者さんを対象とする患者サロンのこと。他の患者さんやスタッフと気軽に交流する場として、生活と治療の両立に役立てていただければと開催しています。週1回のサロンでは、リンパ浮腫のケアやセルフケアの指導、お悩み相談のほか、手づくりの乳がんパッドを配ったり、ウイッグやメイクのセミナーを開いたりと、社会復帰に役立つ活動も数多く行ってきました。現在は新型コロナウイルスの影響で人数や内容を絞って実施していますが、状況が落ち着いたら交流を再開し、乳がん患者さんの人生を支え続けていきたいと思います。
Staff’s message
家事や育児、介護など、一定の役割を担うようになると、その役割を果たすことに一生懸命で、自分のことは後回しになりがちです。これは乳がんに対しても同じで、多少しこりを感じたとしても「今は育児が大変」とか「仕事や家事、介護に穴をあけられない」などの理由で、受診を先延ばしにする方がいらっしゃいます。
乳がんは進行する前に発見すればかなりの確率で完治をめざせるため、早期受診・早期発見が何より大切です。家事や育児、介護とがん治療の両立に不安を感じる方も多いと思いますが、もし乳がんと診断されても、私たちチームがさまざまな角度から皆さんを支えます。普段からセルフチェックを心がけ、しこりなど気になる点があれば、ぜひ早めに当院を受診してください。
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