2020年10月に就任した村瀬先生にインタビューしました。
新任医師紹介
患者さんのお話を一生懸命聞いて、より良い治療法や療養生活を考えていきます。
先生の専門領域について教えてください。
もともとの専門は循環器内科で、大学卒業後は心臓カテーテル治療を数多く経験させていただきました。その後、ICU(集中治療室)、救急科に勤務し、1分1秒を争う救急患者さんや重症患者さんの全身管理の分野で研鑽を積んできました。いっぽう、高山市や中津川市といった岐阜県の山間部で、主に地域の高齢者の方々を対象とし、内科医として10年間ほど勤務しました。そうした豊富な経験をベースに、この病院では総合内科医として、さまざまな疾患に幅広く対応しています。
みよし市民病院の患者さんについてはどんな印象ですか。
みよし市は豊田市に近いので、会社勤務の方が多いかと思っていました。でも、実際は農家の方、それも高齢の方が多いんですよね。果樹園や水田を管理している地元の方々とお話しするのはとても楽しいですね。症状やお困りごとはもちろん、ご家族や生活のことも一生懸命お聞きします。そして、一人ひとりの生活背景まで理解して、より良い治療法を考えたり、院内外のスタッフと協力して、退院後の療養生活へ繋ぐよう努めています。
これからの抱負をお聞かせください。
特別な疾患ではなく、普通の疾患を普通に治し、普通の生活に戻っていただくことが、医師にとって大切なことだと考えています。その治療のプロセスを丁寧に見守っていきたいですね。また、この地域はラテン系民族の患者さんが結構多くいらっしゃるので、新たにポルトガル語とスペイン語の勉強を始めました。外国籍の方ともしっかり意思疎通して、より良い医療を提供していきたいと思います。
Profile
副院長(内科)
村瀬 吉郎(むらせ きちろう)
略歴
1990年名古屋大学医学部卒業後、小牧市民病院で4年間循環器内科を中心に研修。 名古屋大学大学院医学研究科にて学位取得。その後、内科医として約10年間地域医療に従事。その後、大学病院の救急部・集中治療部で約10年急性期医療に携わる。2020年10月より現職。
資格・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・認定医、日本循環器学会 専門医、日本救急医学会 専門医、日本集中治療医学会 専門医
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