中日新聞 地域医療ソーシャルNEWS
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
is_single

手術室にも看護がある!

2017年10月30日|1,437 VIEW

ワークライフバランスを考慮した働き方ができる職場

特徴

手術室は3室あり、主な診療科は産婦人科・泌尿器科・透析科・眼科・形成外科・血管外科で、年間約2900件の手術を行っています。


年間手術件数
産婦人科 373
泌尿器 486
透析科 255
眼科 1558
形成外科 148
血管外科  58


手術室スタッフは師長(手術看護認定看護師)を含め12名おり、手術室経験年数は様々ですが、みんなとても仲が良く協力的なスタッフばかりです。中には子育てをしながら日勤専従で働いているママさん看護師もおり、ワークライフバランスを考慮した働き方ができる職場を目指しています。


目指す看護

長年手術看護に携わっていると、「手術室看護って何?」「手術室に看護はあるのですか?」「器械を渡すことが看護ですか?」などという事をよく耳にします。

確かに手術看護とは一言で表現することは難しく、見えない部分が多いため「看護」とは何かという事が伝わりにくい職場です。しかし、一つ言えることは「手術室にも看護がある」という事です。

私たち手術室看護師は、手術を受ける患者さまが安全・安楽に手術を受けられるよう、また、手術室に入室してから退室するまでの間に手術の傷以外は一切作らないよう、根拠に基づいた看護を提供することを目指し、日々手術に取り組んでいます。

その為には、手術前の患者情報収集・アセスメント・看護問題の立案・術式に応じた器械準備・術中の看護実践・術後訪問からのフィードバックなど患者の個別性を考えながら業務としてではなく、看護を行うよう常に教育し実践しています。そうすることで、不透明だった手術看護が、それぞれの看護師の中で明確になっていき、手術看護が生まれていきます

当手術室では日々多くの手術を行っていますが、業務として手術介助を行うのではなく、手術室看護師一人一人が看護について考え、手術看護を行える部署づくりを目指しています。


スタッフからのメッセージ

「手術室」と聞くと良い印象を持つ方は少ないと思います。私も配属されるまでは手術室は怖い場所という印象を持っていました。しかし手術室へ配属され、実際の手術に関わることで解剖の勉強となり、一つの科だけでなく様々な科の疾患、術式を勉強でき、患者さんだけでなくドクターとも多くコミュニケーションを取ることができるなど、病棟にはない魅力に溢れています。

今後どこの科を希望するのか考える際には手術室も考えてみてください。皆さんと一緒に手術室では働けることをスタッフ一同楽しみにしています。 日沖さん/看護師

一年目の看護師です。手術室にきて半年が経ちました。看護学校では手術室についての知識をほとんど学ぶことがなく、現場で一から勉強していくことばかりです。辛く思うこともたくさんありますが、スタッフ同士のコミュニケーションが多く、悩み事があると先輩や同期にすぐに相談できる環境であることがとても魅力だと思います。 竹中さん/看護師

(2017/10/19)

中日新聞リンクト編集部からのお願い

皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です