新型コロナウイルス対策特集
中日新聞LINKED〈発〉
感染症の症状と経過を知っておこう。
今一度、正しい情報を確認しよう。
2020年4月17日|998 VIEW
もしも、自分や家族が新型コロナウイス感染症になったら、どんな経過をたどることになるでしょう。万一のとき、あわてないように、典型的な経過を事前に把握しておきましょう。
※出典:厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部「新型コロナウイルス感染症診療の手引き第一版」(令和2年3月17日)
発症から1週間程度は、風邪の症状。
新型コロナウイス感染症を発症した人には、発熱、咳、喉の痛み、鼻水、鼻づまり、頭痛、倦怠感などの症状が多くみられます。これらの症状は、風邪やインフルエンザに似ています。なお、初期に下痢や嘔吐などがみられることもありますが、その頻度は10%未満にとどまります。
2割の人は、肺炎症状が悪化して入院。
風邪のような症状は1週間ほど続き、8割の人はそのまま治っていきます。残りの2割の人は重症化して入院します。さらに、重篤な状態に陥ると、発症から10日以降に集中治療室に入って、人工呼吸器などを用いた治療が行われます。
高齢者ほど命を落とす危険性が高い。
集中治療室での治療を経て、残念ながら命を落とす場合もあります。中国での新型コロナウイルス感染症患者4万4672人の患者データによると、全体の致死率は2.3%。高齢になるほど致死率は上がり、80代以上は14.8%に達します。
基礎疾患のある人も、命を落とすリスクが高い。
重症化しやすい条件は、高齢者と並んで、基礎疾患のある人です。それは、中国での新型コロナウイルス感染症患者4万4672人の患者データにも表れています。
「心血管疾患」がもっとも高く、次いで、「糖尿病」「慢性呼吸器疾患」「高血圧」「がん」と続きます。
画像提供:PIXTA
中日新聞リンクト編集部からのお願い
皆さまからいただくコメント・ご意見が、私たちの活力になります。より良いサイトづくりのため、皆さまの投稿をお待ちしておりますので、ぜひ下記投稿欄からお気軽にコメントください!
(各病院への診療に関する質問・相談等はこちらではお答えできませんのでご了承ください)
コメントを残す