西尾市民病院
種類によりリスクが異なる。健康診断などで、不整脈が見つかったら?
コロナ禍でも気をつけるべき病気・健康情報:不整脈
2021年3月5日|4,463 VIEW
不整脈は自覚症状がなく、健康診断の心電図検査で見つかることがよくあります。ほとんどの不整脈はそれほど心配する必要はありませんが、なかには治療の必要な不整脈もあります。どんなタイプの不整脈が見つかったら治療が必要か、あらかじめ頭に入れておきませんか。
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不整脈ってどんな病気?
不整脈とは、脈が速く打ったり、ゆっくり打ったり、不規則に打ったりする状態。心臓を動かす電気の発生異常などが原因で発生します。不整脈は健康な人でもおこりますが、高齢者や高血圧、肥満といった心臓病の危険因子を持っている人はなりやすいといわれています。
不整脈には大きく分けて3種類があります。
- 頻脈脈が速くなり、1分間に100以上になる場合。
動悸やめまいがすることがあります。 - 徐脈脈が遅くなり、1分間に50以下になる場合。
運動機能が低下して、息切れしたり疲れやすくなったりします。 - 期外収縮脈が飛んでしまうなど不規則になる場合。
胸がドキンとすることがあります。
心配のない「軽い不整脈」とは?
不整脈には病気に由来するものと、そうでない、生理的なものがあります。
たとえば運動や精神的興奮、発熱により脈が速くなりますが、これはだれにでも起こる生理的な頻脈といえます。また、症状のない徐脈や脈がたまに飛ぶ程度では、ほとんど心配はありません。
そのほか、安静にしているときに起こる頻脈のうち、数十秒から数分の間に脈が速くなるけれども、脈拍数は1分間120までであり、その後徐々に遅くなる場合は心配ありません。
いずれにしても、不整脈が見つかった場合、何が原因で起こっているか、元に心臓病がないかなどを確認することが大切です。
画像提供:PIXTA
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