狭心症が疑われたら専門的な検査と治療を受けましょう。
コロナ禍でも気をつけるべき病気について:狭心症
胸部はもちろん、背中や肩、腕、あごなどに痛みを感じるようであれば、狭心症の疑いがあります。早めにかかりつけ医を受診し、循環器内科のある病院で検査を受けるようにしましょう。
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狭心症の主な検査は?
症状や心電図の異常から狭心症が疑われる場合、より専門的な検査を行います。岐阜県総合医療センターでは、症状に応じて下記の検査を組み合わせて行い、正しく診断しています。
■負荷心筋シンチグラフィ
心筋シンチグラフィは、静脈に放射性同位元素を注射し、放出される放射線を撮影して、心筋の血流などを調べる検査です。心臓の状態が安定している場合は、運動や薬剤で心筋に負荷をかけて行う「負荷心筋シンチグラフィ」を行います。
■冠動脈造影3D CT検査
静脈内に造影剤を投与し、X線を利用して冠動脈(心臓の血管)を撮影。その画像を3D処理して、血管が狭くなっているところを詳しく見ます。これまで心臓カテーテル検査でしかわからなかったような鮮明な画像が、体に負担の少ないCT検査で得られるようになりました。
■心臓カテーテル検査
最終的に心臓カテーテル検査をして、治療法を検討します。これは、足や腕の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、レントゲンで確認しながら冠動脈に造影剤を注入して、血管の狭窄の程度や部位を調べる検査です。
■冠動脈血流予備能比(FFR)の測定
冠動脈血流予備能比は、冠動脈の狭窄によってどのくらい血流が阻害されているかを推測する指標です。この指標によって、経皮的冠動脈インターベンションなどの積極的な治療が必要かどうかを判断します。
画像提供:PIXTA
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