【私たちの得意領域】内科(透析室)

CURE 診療科紹介

 今回のテーマ  透析治療

透析治療は腎臓の代わりに血液を浄化する治療です。

慢性腎不全が進むと透析治療が必要になります。

腎臓の役割はいろいろあります。最も大きな役割は、血液をろ過し、老廃物と体に必要なものを分けて、尿を作ることです。尿を作ることにより、体内の水分量や血液中の電解質(ナトリウムなど)の濃度を一定に保ち、血圧の調整を助けています。その他、骨を作るのに必要なビタミンDを活性化させたり、造血ホルモンを分泌したりしています。
そのように大切な働きをする腎臓の機能が、長い年月をかけて徐々に低下してしまう病気が慢性腎不全です。腎臓は一度悪くなると、自然には治りません。慢性腎不全が進み、薬物療法ではコントロールできなくなると、透析治療が必要になります。

 

シャントの維持管理に努め安全な透析治療を行います。


当院では透析室(18床)を設け、血液透析を行っています。血液透析は、体外に取り出した血液を透析器(人工膜)に通し、老廃物などを除いて、きれいになった血液を体内に戻す療法です。最初に、血流を増やすために、腕の血管を太くする手術(シャント手術)を行い、そのシャントから体外に血液を取り出します。当院の患者さんは、他院でこの手術を受けてこられますが、その後のケアは当院の役割です。透析室では3カ月に1度、造影剤を用いた血管造影検査を行い、シャントの狭窄(一部が狭くなること)などが起きていないかチェックしています。
また、合併症の予防にもしっかり取り組んでいます。透析患者さんは、体内に余分な水分が残っていると、心臓に負担がかかり心不全になるリスクがあります。さらに、骨がもろくなりやすいので、骨粗鬆症の予防にも力を注いでいます。

ドクターからのメッセージ

ヨナハ総合病院
古橋亜沙子(内科・麻酔科医師)
年齢を重ねても、当院でずっと透析治療が受けられるよう支えます。

血液透析は、週に3回通院し、1回4〜5時間の治療を受けていただかなくてはなりません。透析を始めると尿が出なくなるため、厳しい水分制限や体重管理が必要になります。そうしたストレスを和らげ、前向きに暮らしていただけるように、医師、看護師、臨床工学技士がチームを組んで、きめ細かくサポートしています。体の不調がある際の入院や、ご家族の負担軽減などを目的としたレスパイトケア入院にも対応しています。また、新病院では透析室を40床に増やし、より快適な環境を整える計画です。高齢になっても、最後まで安心して透析治療が受けられるように、チーム一丸となって、精一杯支えていきたいと考えています。

 

キーワード:

CURE 診療科紹介 一覧