【岡崎のCure】肺がんのロボット支援下手術

治療・検査・診断を学ぼう

肺がんのロボット支援下手術とは?

正確性、安全性、安心感。開胸手術と胸腔鏡下手術のメリットを併せ持つ手術法です。

医師がロボットを遠隔操作。狭い空間でも精密な作業を正確に行うことができます。

当院では、2020年4月に、手術支援ロボットを導入し、私たち呼吸器外科でも、胸腔鏡下手術(胸部の数カ所に穴を開け、手術器具を挿入して行う手術)とともに、ロボット支援下手術を行っています。
ロボット支援下手術とは、医師がロボットを遠隔操作して行う内視鏡下手術です。4本のロボットアームの1本には、鮮明かつ立体的なハイビジョン3Dカメラがついており、術部を約10倍まで拡大可能。アームの関節は、360度回転し人の手以上の可動域があり、緻密な作業も正確にできます。人間の目で見るよりも拡大された視野を立体的な3D画像で確認でき、狭い空間でも精密な作業を正確に行うことができるのです。

治療の重要な部分にも、難易度の高い術式にも、有効性を大きく発揮。

呼吸器外科では、2021年3月より肺がんに対するロボット支援下手術をスタート。手術のなかでも、深い部分までアプローチが必要なリンパ節郭清、あるいは術式自体が複雑で難易度の高い気管支形成術が必要なケースには、特に有効性を発揮しています。
ロボット支援下手術では、従来の手術と比較すると、より小さい創口で、出血量も少なく、術者の手ぶれも防止されるなど多くのメリットがあります。患者さんの体に負担が少なく、安全性、正確性の面からも優れた手術法で、術後も順調な経過を得ることが期待できます。開胸手術と胸腔鏡下手術双方のメリットを併せ持つのも大きな特徴です。

 

Doctor’s message

呼吸器外科統括部長
岡川武日児
患者さんのメリットを考え、一人ひとりに適した治療を提案します。

ロボット支援下手術が加わり、肺がんの手術方法の選択肢が増えました。当科では、患者さんの病状やご希望を考慮して手術法を決定しますが、ロボット支援下手術が望ましいと判断した患者さんへは、治療の安全性や有効性を正確にお伝えできるよう、画像などを用いて丁寧に説明しています。この手術法は、体に負担が少なく早期の社会復帰が見込めること、そして何より複雑な手術をより安全にできるといった点から、患者さんにとってメリットの大きい手術法だと言えます。今後も、皆さんにとってより満足度の高い治療を提供できるよう精進してまいります。

 

 

治療・検査・診断を学ぼう 一覧