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更新日:2022年6月13日 125PV
LINKED通信

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いざというときに備えて、胸の痛みの対処法を知っておこう。

私たちの胸部には、心臓や肺など重要な臓器があります。とくに心臓は全身に血液を送るという、命に直結する働きをしています。ある日突然、身近な人が胸の痛みを訴えたら、命の危険を感じて動揺してしまうかもしれません。そんな場合に備えて、今のうちに対処法や心構えについて押さえておきませんか。

なお、胸の痛みの原因には、心臓のほか、肺、胸膜、骨、神経、筋肉、食道など、さまざまな病気が考えられます。ここでは、命に関わる心臓の病気(急性心筋梗塞)に絞って考えてみたいと思います。

あれ、どうしたんだろう。胸が締めつけられるように痛い。

健康さん一家の朝は、犬の散歩から始まります。この日も犬の散歩から戻ってきた夫の丈夫(たけお)さんですが、いつもと様子が違います。突然、胸の痛みを訴えて、リビングのソファに座り込んでしまいました。妻の千寿 (ちず)さんは驚いて駆け寄りましたが、思いがけないできごとで動揺してしまい、何をどうしていいかわかりません。

こんなとき、どんな対応をするのがいいでしょう。一緒に考えてみましょう。

胸の痛みの対処法(1) 胸のどこが痛いのか、確認する。

もし身近な人が胸の痛みを訴えたら、まずは、胸のどこが痛いのか確認します。痛みの場所を知ることで、胸痛の原因を探ることができます。胸痛の場所は大きく分けて、「胸の表面で起こる痛み」「胸の深いところ(内臓)で起こる痛み」の二つに分けられます。

1. 胸の表面で起こる痛み

胸の表面が痛い場合に考えられるのは、胸壁の神経や筋肉の炎症、けが、皮膚の病気(帯状疱疹)、風邪などです。刺すような痛みや、チクチクする痛みが多く、せきや呼吸により痛みが出ることもあります。

2. 胸の深いところ(内臓)で起こる痛み

胸の深いところ(内臓)で起こる痛みは、心臓や血管の病気(急性心筋梗塞、大動脈解離、肺塞栓症)の疑いがあります。

お父さん、大丈夫? 救急車を呼びましょうか。

丈夫さんは胸を抑え、苦しそうな表情をしています。千寿さんは、「胸の奥が締めつけられるように痛い」という訴えから、心臓の病気を疑いました。でも、救急車を呼ぶべきか、様子を見るべきか、迷ってしまいます。

こんなとき、すぐに119番通報すべきなのは、どんな痛みの症状でしょう。ポイントを見てみましょう。

胸の痛みの対処法(2) すぐ救急車を呼ぶべき胸の痛みを知っておく。(※)

胸の痛みには、命に関わる心臓の病気(急性心筋梗塞)が原因であることが少なくありません。次のような症状がある場合は、躊躇することなく、119番通報をしましょう。

胸がしめつけられる痛みが長く続くようであれば、急性心筋梗塞の疑いがあります。急性心筋梗塞は、簡単にいうと、心臓に血液を送る冠動脈が詰まる病気(詳しくは、こちら)。冠動脈が詰まると、心筋に血液がいかなくなり、最悪の場合、死に至ります。そうなる前に、できるだけ速やかに血流を再開通させなくてなりません。まさに一刻を争う病気であり、ためらうことなく救急車を呼ぶことが重要です。

画像提供:PIXTA
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