地方独立行政法人 岐阜県総合医療センター

キュアとケアを両輪にして、慢性心不全に立ち向かう。
見つめるのは、〈生活〉

蓑島啓太地方独立行政法人 岐阜県総合医療センター

蓑島(みのしま)啓太は、慢性心不全看護認定看護師。
増悪を繰り返すたびに低下する心機能を抱え生きる患者に寄り添い、
心不全増悪因子の評価やモニタリング、病態に応じた生活調整など、
患者のセルフケア能力を支え高める、心不全ケアの専門家である。

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医療救護と啓発ブースでの災害支援ナースの活動紹介

愛知県総合防災訓練に愛知県看護協会から災害支援ナースと尾張地区支部から35名が参加しました。

春日井市朝宮公園にて平成29年8月20日午前7時30分~11時30分まで実施。快晴の天候で気温は33度を超えていましたが、熱中症を気にしながら救護所での医療救護と啓発ブースでの災害支援ナースの活動紹介等をしました。

幼稚園から地域住民の方々、ボランティア・災害時協力支援団体等、大勢の方々が災害時を想定した訓練に真剣に取り組まれ、会場は気温のせいもあって熱気で一杯でした。最後に知事・市長から講評があり無事に終了することができました。 ありがとうございました。m(_ _ )m

「クリニカルラダー活用の実態と課題」を発表しました。

パシフィコ横浜で第21回日本看護管理学会が開催されました。 学会は4,500人を超える参加者で、最新の情報を知り、多くの刺激を受け、明日からの活力になりました。

愛知県看護協会の取り組みとしては演題を2つポスター発表しました。 看護職のWLB推進ワークショップ事業におけるアクションプランの分析 A県内在宅領域における看護師の現任教育の現状「クリニカルラダー活用の実態と課題」 日頃の実践活動をこのような形で可視化できたことを大変うれしく思います。

(平成29年8月19日~21日・パシフィコ横浜)

住み慣れた自宅で、望む暮らしに訪問看護師が寄り添います。

このイベントは中日新聞社が主催する東海エリアの医療・健康に関する総合展で今年が5回目ですが、愛知県看護協会としては初めての参加です。私たちは、「住み慣れた自宅で、望む暮らしに訪問看護師が寄り添います~病とうまくつきあい、自分らしく暮らしませんか~」をテーマに講演会と個別相談会を行いました。

のべ参加者数は講演会が170名、個別相談会が27名でした。参加者の多くは高齢者でしたが、皆さん熱心にメモを取りながら聴講され、在宅医療への関心の高さが伺われました。講師は委員であり訪問看護認定看護師の鈴木伸子さんと木股美由紀さんでした。日頃の訪問看護活動の中から『暮らしを支える訪問看護』について、事例を交えながら具体的に紹介しました。個別相談会では一人暮らしの父が心配、訪問看護を利用するにはどこへ相談すればよいかなどの相談があり、相談会開催の手ごたえを感じました。

(平成29年9月2日(土)・9月3日(日) 名古屋医専総合校舎スパイラルタワーズ )

看護師の思いに寄り添う就業支援と、
求人施設に経済的負担をかけない
採用サポートの実践。

がんで亡くした母親にできなかったことをしたい。
その思いに支えられて看護の仕事を続けてきた。

「心機一転、新しい病院で働きたい」「しばらく休職していたが、もう一度看護職に復帰したい」—さまざまな理由で仕事を探しにきた看護師たちをにこやかな笑顔で迎えるのは、今年4月、愛知県ナースセンターの所長に就任したばかりの長谷川美鶴である。

それまで長谷川は、看護の道一筋に歩んできた。昭和47年、看護学校を卒業。名鉄病院に2年間勤務した後、49年、愛知県がんセンターに入職。愛知県職員の看護師として、定年まで勤め上げた。看護師として歩み出してすぐに愛知県がんセンターへ転職したのは、看護学校時代にがんで母を亡くした経験からだという。「とにかく早くがん看護に携わりたく…。母にできなかった分をなんとしても形にするのだという強い思いに支えられて、その後もずっと看護を続けてきました」と語る。

どんな看護人生だったのだろうか。「看護は決して楽な仕事ではありません。最初はいろいろ悩みましたが、10年も過ぎた頃でしょうか、ふと肩の力が抜けて気持ちが楽になりました。その時どきに与えられた課題も困難もすべて自分のためであると思えるようになり、それからは楽しんで仕事をしてこれました」と振り返る。また、仕事で行き詰まったとき、長谷川に看護のものさしを与えたのは、ナイチンゲールの看護論だったという。「“看護とは、新鮮な空気、暖かさ、清潔さ、静かさを最適に保ち、食事を適切に選択し管理すること——こういったすべてのことを、患者の生命力の消耗を最少にするように整えることを意味する”と、ナイチンゲールの『看護覚え書』にあります。悩んだときはいつも、この教えに則って看護の方向性を考えるようにしてきました」。

看護職の最終経歴は、愛知県がんセンター愛知病院看護部長。そのキャリアを活かし、定年後も医療界に貢献したいと考え、愛知県ナースセンターに再就職した。


看護経験者だからこそ、
看護師の立場で考え、就職を支援できる。

ここに来るまでは、「ナースセンターは職業斡旋するところ」という程度の認識しかなかったという長谷川。看護部長として何度か利用したことはあるが、求職者の情報が充分に得られないときもあり、歯痒さを感じることもあったと評価する。

「そんな歯痒さを今、求人施設の方に与えているのかな、と思うと、もっといろいろ改善していかねば、と思います。私自身、長く病院に勤務していたので、病院の方から話を伺えば、それぞれの施設の特色や良さを理解することができます。そういう規模や条件だけでは見えない職場環境の良さを、求職者に伝えていきたいということが一つあります。これからは求人施設の方と一緒に人材採用を考えていけるような関係づくりをしていきたいですね。もう一つは、これまでの看護経験を活かし、看護師の方々の悩みや思いを聞いて、就職のお手伝いをしていきたいな、と」。

ナースセンターの職員は全部で6名。その半数は看護経験者である。看護の先輩だからこそ、看護師の悩みや思いに寄り添った支援ができることは、他とは違うナースセンターの特色といえるだろう。

たとえば、こんなケースがあった。「子育てしながら働きたいが、希望する病院は託児所の空きがなくて…と相談にこられた方がいました。人柄が良く、意欲も高かったので、希望される病院に直接交渉し、面接して就職していただくことができました」。このように一人ひとりに深く関わっていくのが、長谷川の描く理想の就職支援である。


看護師一人ひとりが自己の向上をめざし、
価値ある転職をしてほしい。

その一方で、所長に就任して数カ月、いくつもの課題も見えてきたという。たとえば、求人施設と求職者の数のアンバランスだ。求人施設の方が3倍くらい多く、なかなか条件が合わず、就職の決まる人は年間で700〜800人に留まる。

「看護師は自分を活かすことで、楽しさややりがいを見出していきます。個々の力を活かすような環境づくりを、病院にお願いしたいと思います」と語る。また、看護師に対しては、「一人ひとりが自分で考え、自己実現をめざしていかないと、労働条件や職場環境の不満なところばかりに目が向き、達成感・満足感が得難く、キャリアの発展につながらない」と忠告する。「職場環境は与えられるものと思われがちですが、そうではなく、自分自身も環境をつくっている一部です。働きやすい職場づくりに積極的に努力していくことが大切です」。

また、続々と参入してきた民間による有料職業紹介所との差別化も大きな課題である。有料職業紹介所の場合、当然ながら求人施設が看護師獲得の手数料を支払う。手数料の額はまちまちだが、看護師の年収の20%に相当するところもあるという。もちろん、求職者にとって魅力的な「転職お祝い金」も、求人施設が支払っているのが実情だ。

この背景には、看護師の数が診療報酬に直結することから、看護師争奪戦が過熱していることがある。しかし、看護師を「数」で捉える風潮に、長谷川は異を唱える。

「有料職業紹介所の多くは、看護を知らない方が行っています。また、そこに求人施設から紹介料を取るということで、極端にいえば、お金を出してくれるところに看護師を紹介するという傾向は否めません。その結果、求職者のキャリアや生活背景などに合致した就職とならず、ミスマッチを起こしている例は多々あります。求人施設が、私たちのような無料サービスを利用することで、そういう本来は必要のない資金を子育て支援など、看護師の福利厚生に利用していただけたらいいなと思うんです。そうなるよう、私たちがもっとがんばらなくてはなりません」。また、看護師に対しては、「転職に関わるお金の流れもきちんと知って、仕事を探してほしいし、就職で大切なのは、そこで長く勤められるかどうか。安易な決め方で自分のキャリアへの遠回りをせず、事前に病院見学などをして充分に納得した上で選んでほしい」と助言する。


看護師の達成感を支援し、
一つひとつの看護の可能性を紡ぎたい。

これからのナースセンターの役割について、長谷川は「看護師の生きがい支援」という大きな視野で考えている。「就業相談や職業紹介を通じて、私たちが関わった一人ひとりが、自分の望む場所で達成感をもって働けるよう支援していきたいですね。そういう自律性のある職員が増えることは、求人施設にとっても看護の質の向上という確かな成果につながります。そのためにも多くの情報を集めて、求人施設の方や求職者との関係を深めながら、みんなに信頼されるナースセンターに育てていきたいと思います」。

就業支援は、一人ひとりの看護師の満足感ややりがいをつくり、一つひとつの「看護」の可能性を紡ぐものだ。その本質を外さない考え方は、看護経験豊富な長谷川ならではといえるだろう。「望んだ施設に就職が決まると、みなさん報告してくださいます。そんなときに聞く電話の声は、すごく弾んでいて…。なによりの喜びの瞬間ですね」と、長谷川はうれしそうに語る。

愛知県ナースセンターでは、こういった看護師の就業促進のほか、看護職をめざす学生に看護の楽しさを伝える「看護の心」普及事業や、訪問看護支援事業なども手がけている。長谷川はそれらすべてに新しい息吹を吹き込みながら、ナースセンターをさらにパワーアップしていこうとしている。

COLUMN

●ナースセンター」というキーワードでネット検索すると、検索結果の最初のページに、民間の有料職業紹介所のサイトがずらりと並ぶ。これらは看護協会の運営している無料職業紹介とは全く関係がない。「ナースセンター」という言葉をセールスコピーに使った類似サイトである。愛知県ナースセンターを利用するなら、必ずホームページにある「eナースセンター」からアクセスしよう。ここに登録すると、希望にあった求人施設を効率良く検索できるようになっている。
●有料職業紹介所のサイトをクリックすると、「高収入・高待遇・転職お祝い金…」と、思わず飛びつきたくなる魅力的な言葉が並ぶ。しかし、仕事は条件だけで選ぶものではない。お金に関するトラブルが発生する可能性もある。仕事を求める人は、より慎重に、自分に合った就職先を選ぶことが大切といえるだろう。


BACK  STAGE

●公益法人制度改革法が平成20年12月に施行され、日本看護協会は平成23年4月1日、社団法人から公益社団法人へと移行した。この流れにともない、愛知県看護協会も来年度、公益社団法人へ移行するための準備を進めている。愛知県看護協会では県民の健康と福祉の増進を目的に活動してきたが、今後さらにこの使命を果たすために、公益目的事業に力を入れていく方針だ。

●県民の健康ニーズに応える試みとして、愛知県看護協会は株式会社スギ薬局と提携し、「専門看護相談」にも取り組んでいる。これは、スギ薬局店舗(今池・徳重・金山駅前店)に認定看護師が出向き、無料で看護に関わる相談に答えるもの。愛知県看護協会では今後さらにこうした活動に力を入れ、より生活に近いところで看護の力を発揮していこうとしている。

 

医療機関の経営者・管理者・職員の皆様へ

健康で安心して働くことができる職場を目指し、
勤務環境の改善に取り組みましょう!
~人材の維持・確保のために~

厚生労働省では標記について、下記の通りお知らせがありました。
・勤務環境改善の取組を「見える化」しましょう
・医療勤務環境改善マネジメントシステム導入の手引き
・いきいき働く医療機関サポートWeb(いきサポ)のご紹介
・医療勤務環境改善マネジメントシステム普及促進セミナー
・各都道府県の医療勤務環境改善支援センターのご紹介
詳細は、下記のリーフレットをご覧ください。
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医療勤務環境改善マネジメントシステム普及促進セミナー(東海地域開催分)

 東海地域では下記の日程で開催しますので、ぜひご参加ください。
開催日時:平成29年12月4日(月) 13:30~16:40
開催場所:愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号
       名古屋国際会議場 1号館3階会議室131+132
参 加 費 :無  料
定    員:100名
対    象:医療期間における勤務環境改善に率先して取り組むことが期待される立場にある方
     (院長・理事長・事務局長等の経営者及び事務部門のスタッフ等)
     都道府県労働局担当者職員・都道府県担当者職員等
講 師:深澤 理香氏 全国社会保険労務士会連合会 社会保険労務士総合研究機構 研究員
申 込:いきいき働く医療機関サポートWebにてご確認ください
締 切:開催日の1週間前、もしくは定員到達まで
お問合わせ先:【厚生労働省委託事業実施機関】
        株式会社日本能率協会総合研究所
         医療勤務環境改善マネジメントシステム普及促進セミナー 事務局(担当 河野)
        TEL:0120-676-715(平日10:00~17:00)
詳細は下記ご案内・いきいき働く医療機関サポートWebを参照してください。

 

リーフレット ( 1558KB )
勤務環境改善の取組に関するお知らせ

ご案内 ( 739KB )
医療勤務環境改善マネジメントシステム普及促進セミナー 開催のご案内
厚生労働省 東海北陸厚生局 主催

医療安全に関するワークショップを開催します。

会員の皆さま、医療機関 医療安全管理者の皆さま。
愛知県健康福祉部保健医療局医務課より、標記ワークショップの案内がありました。
ぜひ、参加ください。
1日目:アートピアホール名古屋市青少年文化センター
   (住所) 名古屋市中区栄3丁目18-1 ナディアパーク11階アートピアホール
   ※地下鉄「矢場町駅」5.6番出口から徒歩5分
2日目:独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター5階講堂
   (住所) 名古屋市中区三の丸4丁目1-1
   ※地下鉄「市役所駅」1番出口から徒歩1分
 詳細>>> 東海北陸厚生局HP
平成29年12月7日(木曜日)開催の講演会のみに参加申込みをされる方は、上記ページ申込フォームよりお申込みいただけます。
両日希望の方、又は、2日目のみ希望の方は、下記の方法でお申し込みください。
 申込書をFAXまたはEmailにて、送信ください。(10/23締切)
 【申込先】愛知県健康福祉部保健医療局医務課 医療指導グループ内
  医療安全支援センター
   FAX 052-954-6918
愛知県看護協会 医療安全対策委員会

医療安全推進週間のお知らせ


 【期間】
2017年11月19日(日)~11月25日(土)
(毎年度11月25日を含む1週間)
 
医療安全週間は、厚生労働省が平成13年から医療安全に対する「医療者の取り組みの推進」「国民の理解や認識を深める」ことを目的として開催しています。この機会にさらに医療安全の推進にむけて取り組んでいきましょう。
愛知県内2病院の取組みを紹介します。看護職をはじめ、医療関係団体、医療機関の皆さま、医療安全向上の取り組みにご協力ください。

ワークライフバランスを考慮した働き方ができる職場

特徴

手術室は3室あり、主な診療科は産婦人科・泌尿器科・透析科・眼科・形成外科・血管外科で、年間約2900件の手術を行っています。


年間手術件数
産婦人科 373
泌尿器 486
透析科 255
眼科 1558
形成外科 148
血管外科  58


手術室スタッフは師長(手術看護認定看護師)を含め12名おり、手術室経験年数は様々ですが、みんなとても仲が良く協力的なスタッフばかりです。中には子育てをしながら日勤専従で働いているママさん看護師もおり、ワークライフバランスを考慮した働き方ができる職場を目指しています。


目指す看護

長年手術看護に携わっていると、「手術室看護って何?」「手術室に看護はあるのですか?」「器械を渡すことが看護ですか?」などという事をよく耳にします。

確かに手術看護とは一言で表現することは難しく、見えない部分が多いため「看護」とは何かという事が伝わりにくい職場です。しかし、一つ言えることは「手術室にも看護がある」という事です。

私たち手術室看護師は、手術を受ける患者さまが安全・安楽に手術を受けられるよう、また、手術室に入室してから退室するまでの間に手術の傷以外は一切作らないよう、根拠に基づいた看護を提供することを目指し、日々手術に取り組んでいます。

その為には、手術前の患者情報収集・アセスメント・看護問題の立案・術式に応じた器械準備・術中の看護実践・術後訪問からのフィードバックなど患者の個別性を考えながら業務としてではなく、看護を行うよう常に教育し実践しています。そうすることで、不透明だった手術看護が、それぞれの看護師の中で明確になっていき、手術看護が生まれていきます

当手術室では日々多くの手術を行っていますが、業務として手術介助を行うのではなく、手術室看護師一人一人が看護について考え、手術看護を行える部署づくりを目指しています。


スタッフからのメッセージ

「手術室」と聞くと良い印象を持つ方は少ないと思います。私も配属されるまでは手術室は怖い場所という印象を持っていました。しかし手術室へ配属され、実際の手術に関わることで解剖の勉強となり、一つの科だけでなく様々な科の疾患、術式を勉強でき、患者さんだけでなくドクターとも多くコミュニケーションを取ることができるなど、病棟にはない魅力に溢れています。

今後どこの科を希望するのか考える際には手術室も考えてみてください。皆さんと一緒に手術室では働けることをスタッフ一同楽しみにしています。 日沖さん/看護師

一年目の看護師です。手術室にきて半年が経ちました。看護学校では手術室についての知識をほとんど学ぶことがなく、現場で一から勉強していくことばかりです。辛く思うこともたくさんありますが、スタッフ同士のコミュニケーションが多く、悩み事があると先輩や同期にすぐに相談できる環境であることがとても魅力だと思います。 竹中さん/看護師

(2017/10/19)

人生を救い、生活を編み出す、
私たちの看護。

ダミーの原稿です。読まないでください。安城更生病院には、2名の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師がいる。そのうちの一人、足立佳美は、入職13年目。「急性期の看護やリハビリテーションの質が、患者さんのその後の人生を決める」という強い信念のもと、患者のQOL(生活の質)向上をめざしたチーム医療に取り組んでいる。

患者の生活再建の第一歩に寄り添う。

安城更生病院の足立佳美看護師は、平成15年の入職以来、ずっと神経内科・整形外科の混合病棟に勤務し、多くの脳卒中(主に脳梗塞:詳しくはコラム参照)患者の看護にあたってきた。同院に救急搬送された脳梗塞の患者の多くはICU(集中治療室)・HCU(高度治療室)で最先端の脳血管内治療法・薬物療法などを受けた後、足立のいる混合病棟へ移ってくる。生命の危機は脱したものの、再発や合併症予防のために細心の看護が必要な状態である。足立は一人ひとり違う病状や障害に合わせ、清拭や口腔ケア、体位交換などの介助を丁寧に行っていく。
看護を進めるなかで、足立がとくに意識するのは、生活援助と合わせて、ベッド上で手足を動かす運動などを進めることだ。廃用性筋萎縮(長期間使わない筋肉が萎縮する)を予防するために、可能な限り早くリハビリテーションを開始するのが、脳梗塞治療の基本なのである。足立のいる混合病棟では、医師をはじめ、看護師、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師などがチームを組み、充分なリスク管理のもと、患者の障害に適したリハビリテーションを慎重かつ積極的に進めている。「脳卒中の急性期治療では、入院してから最初の2週間のリハビリテーションがすごく重要だといわれています。この病棟が、患者さんの生活を取り戻す第一歩だと考え、チームのメンバーと協力して支援に取り組んでいます」と足立は言う。

認定看護師としてより良い看護をめざす。

今は患者の自立に向けてまっすぐ看護に取り組む足立だが、その転機となったのは、入職8年目に、看護協会の認定看護師教育課程に進んだことだろう。足立が選んだ領域は「脳卒中リハビリテーション看護」。平成23年、その第2期生として半年間、教育課程で学び、資格を取得した。この学びを通じ、足立は脳卒中の病態について医学的知識を深め、脳卒中患者に対する観察とアセスメント(患者の状態に対する評価)の力を徹底的に鍛えた。
病棟に戻ってからの足立は、学んできたことを還元するために、チームメンバーと積極的に意見交換し、脳卒中患者の看護を進化させてきた。たとえば、急性期では、患者の安静が基本。脳梗塞の患者は脳の血流を確保するため、急性期病院では一律、安静にして動きを制限するのが通常だった。しかし、患者にとっては体を動かせず、寝たままを強いられることには苦痛が伴う。なかには、体を動かせない不快感や不安感から、せん妄(意識障害が起こり、頭が混乱した状態)を悪化させる患者もいる。そこで足立は患者の代弁者となり、その問題について、エビデンス(科学的根拠)に基づく協議をチームで行い、症状に応じて医師の許可を得れば、安静の程度を緩和するという方針変更を実現した。「どの程度の安静制限が必要か、ということは常に悩みます。でも、安静を求めるがゆえに、患者さんを苦痛にしたり、筋肉や関節の機能訓練が後回しになることがないように、ケースバイケースで医師やリハビリテーションスタッフと意見交換しています。うちのチームは、良いことはどんどん取り入れていこうという、ポジティブな雰囲気があり、何でも相談しやすいですね」と、足立は話す。

脳卒中看護の専門ノウハウを地域へ。

足立は、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師として、そうした院外への連携にも目を向ける。「チームメンバーと一緒に、連携先の回復期病院を訪問し、見学してお話を聞くこともあります。次のステージのスタッフの方々と顔が見える関係を築き、患者さんの情報を正しく繋ぐことで、看護の質を継続させていきたいと考えています」。
さらに今後は、これまで培ってきた脳卒中リハビリテーション看護の専門知識や技術を、回復期・維持期のステージで活動する医療・介護スタッフに向けても発信していきたい考えだ。「すでに当院に併設されている介護老人保健施設に出向いて、職員を対象に脳卒中リハビリテーション看護に関する勉強会を開いたりしています。同じように、連携先の回復期病院や、在宅療養を支える訪問看護師の方々と一緒に学ぶ機会も作っていきたいですね」と、ビジョンをふくらませる。足立は、地域の貴重なリソースナース(専門性の高い知識・技術を持ち、看護実践を支援する人的資源)として、地域の看護師や介護士と力を合わせ、障害とともに生きる患者の人生を長い目でずっと支えていこうとしている。

目指すキャリアを全面的にバックアップします!

新人ナースを段階に応じてきちんとフォロー
一人だちまでしっかり見守ります!

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年間5週間のローテーション研修で、基礎もバッチリ!

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がんばりをお互いに評価する、嬉しい表彰制度も

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先輩ナースも、コメディカルも、みんなで見守ります。


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仕事とプライベートの両立ができ、
ワークライフバランスが整っています。

ダミーの文章です。読まないでください。名古屋掖済会病院では仕事だけではなくプライベートの時間も充実したものにしていただくため、様々な福利厚生やイベントをご用意しています。病院内だけではなく快適な私生活を送るための様々な施設が周辺に並んでおり、仕事とプライベートの両立ができ、ワークライフバランスが整っています。


ショッピングからリラクゼーションまで!!
充実した周辺環境。

名古屋駅まで直通バスでアクセス良好! ONの日もOFFの日も、少し足を伸ばせば充実した施設・環境が揃っています! ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。


仕事とプライベートの両立を充実させる、エキサイナースも満足の職員住宅。

職員住宅は5カ所あり、快適なプライベートタイムを過ごしていただけます。遠方からの入職者の方や、社会人になったのを期に一人暮らしを始めたい方にお勧めです。入居期間の制限は設けておりません。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。



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低価格で健康的な食事が摂れる職員食堂。

毎日の力の源を作るために、名古屋掖済会病院では美味しい食事を揃えた職員食堂を用意しています。1食324円という低価格で、バランスの取れたボリュームある食事を提供しており、日替わりで変わる献立により健康を管理できます。また、日によっては2種類以上のメニューから選択できます。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。


毎日の力の源を作るために、名古屋掖済会病院では美味しい食事を揃えた職員食堂を用意しています。1食324円という低価格で、バランスの取れたボリュームある食事を提供しており、日替わりで変わる献立により健康を管理できます。また、日によっては2種類以上のメニューから選択できます。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。ダミーの文章です。読まないでください。


高度急性期と生活を繋ぐ。
聖霊病院が選んだ、新たな一歩が始まる。

聖霊病院

聖霊病院では、平成28年10月〈患者支援プロジェクト〉が立ち上がった。
これは、従来、地域医療連携センターが担っていた、
患者の入退院への支援機能を、多職種チームでさらに強化するもの。
平成29年4月には、患者支援室・連携事務室・医療福祉相談室が誕生した。


高度急性期を脱した
患者の受け入れに看護の視点を活かす。

301065聖霊病院の佐藤智子看護師は、同院・患者支援プロジェクト・患者支援室の一員である。彼女の主業務は、病病連携(病院と病院の連携)における入院コーディネートだ。
例えば、連携先の一つである名古屋第二赤十字病院(以下、八事日赤)から患者紹介があった場合、まずは同院の当該診療科の医師に連絡がある。そこで情報交換がなされ、医師が受入可能と判断すると、八事日赤は、その紹介患者の治療情報である電子カルテを同院に開示する。「そのカルテを確認し、実際にどう受け入れていくか、病棟看護師に繋ぐのが私の役割です」と佐藤は言う。Plus顔写真_佐藤さん
カルテ確認のポイントはあるのだろうか。佐藤は「患者さんは、高度急性期の治療直後で、まだ濃密な医学的管理を必要とします。その方々を、当院は急性期病床で受け入れ、ずっと在宅復帰までをフォローする。そのためには、どこまでケアが必要か、日常生活動作はどのレベルか、そして、家庭背景など、看護の視点からアセスメント(評価)をします」と言う。
その上で、佐藤が大切にしているのは、転院前に患者の家族とできるだけ面談を行うことだ。理由は2つある。「一つは、患者さんの病状と、それに対するご家族の認識が異なる場合が多々あります。前の病院で説明があっても、正確に理解できていないのかもしれません。『どこまで回復したら、お家で介護できますか?』『もし寝たきりになったら、どうされますか?』言いにくいことですが、きちんとお話しして一緒に考えさせていただきます。もう一つは、大病院から中小病院に転院して大Plus顔写真_春原先生丈夫だろうか…、という不安を解いて差し上げる。転院先で顔を知っている職員が一人でもいたら、それだけでも不安が小さくなると思うんです」。
患者支援プロジェクトの全体を纏めるのが、副院長の春原(すのはら)晶代医師だ。春原の役回りは、基盤固め。高度急性期病院の医師たちと顔が見える関係づくりを進める。「病病連携では、相互理解が大切です。当院側でいうと、体制、能力、要望、限界点などを正しく知っていただきたい。もちろん、高度急性期病院側のお話もお聞きする。その情報を院内各署にフィードバックし、医師や職員の意識を揃える。いわばインターフェイスとして、連携基盤の整備に努めています」と言う。


患者のQOLの向上。
その視線を大切にする病院づくりをめざす。

聖霊病院が主な診療圏とする名古屋市昭和区・瑞穂区には、高度急性期医療を提供する大規模病院が3つある。こういうと、医療がとても充実している地域に思いがちだが、そうとばかりはいえない。なぜなら今日の医療制度において、高度急性期病院は、その名のとおり高度な急性期の専門医療の提供に特化しなくてはならず、病気の経過を時間軸でずっと診ることができないからだ。そのため、高度急性期以外の領域を担う病院との連携が必要となるが、実はそうした病院が、これらの地域には絶対的に足らない。

他方、聖霊病院だが、以前は特定の診療科では、高度急性期病院と肩を並べた診療展開が可能だった。だが、慢性的な医師不足が続くなか、最早、専門医療だけに徹することは難しい。併せて、地域の医療事情を考えたとき、前述のように、急性期機能を持ちつつ、高度急性期と在宅を繋ぐ病院が不足している。

地域の事情と病院の事情。この2つを見つめて、聖霊病院は自院のあり方を見直し、大きな方向転換を選択。地域にとって、真に必要な病院に生まれ変わる決断をしたのだ。現在は、院内のコンセンサスを固めることに全力を注いでいる。
「当院の役割は、高度急性期から途切れることなく治療を繋ぎ、そして、在宅復帰に向けての道筋をつけること。となると、治療だけではなく、QOL(生活の質)の向上への視点が不可欠です。本来は多領域・多職種301039の目が必要ですが、まずはその第一歩として看護師の視点を活かしています」と春原は言い、こう続ける。「現在は限られた診療科を中心に、病病連携が進んでいますが、今後は全診療科に広げていきたいですね。さらに、当院を退院する患者さんを引き継いでくださる、在宅医療・介護領域の方々との連携拡充も必要です。こうした一連の活動を、病院改革の一つのあり方としてとらえ、私たち患者支援プロジェクトは動き始めています」。


 

column

コラム

●〈患者支援プロジェクト〉は、森下剛久院長の声がけでスタートした。すなわち、「停滞している聖霊病院を、地域に真に必要な病院に作り変えよう」という熱い思い。その旗印として、プロジェクトチームが動き出したのだ。

●そのときのポイントとなるのが、アセスメント能力の高い看護師の登用である。それは医師不足を単に看護師で補うという意味ではなく、看護師だからこその視点や発想が、今後の医療には不可欠だからだ。

●そうしたなか、同院では、リソース、つまり専門的、且つ、熟練した知識と技術を持つ看護師の育成にも力を入れようと考えている。そのための育成プログラムづくりも、プロジェクト活動の延長線上に入っているのだ。

●それは、能力を有する看護師が、看護師として思う存分働ける環境整備の一つ。地域とともに歩み続ける病院として、職員にも魅力ある病院づくりが念頭にある。

 

backstage

バックステージ

中小病院に迫られる大きな
選択と決断に立ち向かう。

●2つの違う組織が、一つの病院のように繋がることの難しさを、今、聖霊病院は体感している。患者を受け取る側の同院が、急性期機能を活かしつつ、在宅生活までも視野に置き、QOL(生活の質)を高めるための継続的な医療を提供する。それは同院が、これまで歩んできた道とは大きく異なる。

●そのためには、院内の医療提供の仕組みを変える必要があるが、鍵を握るのは、職員たちの意識だ。病院がどう変わるのかを正しく理解し、それに必要な自らの行動を組み立てていかなくてはならない。今回紹介した患者支援プロジェクトの行動が、職員たちには一つの指針となるのではないだろうか。

●選択と決断は、医師不足が続く中小病院の多くが直面する課題だ。さまざまな院内事情により、聖霊病院のような決断に踏み切れないケースも多い。聖霊病院の病院改革がより円滑に進み、地域住民にとって、本当に医療が充実した地域となることを願う。

 

認定看護師から
専門看護師へ、
キャリアを磨き続ける理由。

中村啓子(看護師長・がん看護専門看護師&がん化学療法看護認定看護師)/JCHO中京病院 外来化学療法室・採血点滴室


看護師は、生涯学び続ける職業である。

最新の医療知識を吸収しながら、日々、臨床現場の実践を積み重ね、看護の知識と技術を高め続けていくことが求められる。
その<学び続ける看護師>を、まさに体現するような看護師に出会った。
中京病院の中村啓子である。彼女は何を求め、自らのキャリアを高みへと引き上げているのだろうか。


がんとともに生きる患者の生活の質を高めるために
理論的にアプローチしていく。

患者や家族の思いに、あきらめることなくどこまでも応えたい。そんな決意で日々看護に勤しむのは、がん看護専門看護師とがん化学療法看護認定看護師という2つの資格を持つ中村啓子(外来化学療法室・採血点滴室 看護師長)である。
たとえば抗がん剤の治療で辛い症状が出た場合、中村は「我慢してください」とは断じて言わない。患者の生活や症状、家族の心情などを総合的に考え、薬剤の処方だけでなく、生活面の工夫なども取り入れて、いろいろな角度から副作用を和らげる方法を模索する。対処が困難な状況でも「何か方法がないか調べてきます」と答え、宿題を持ち帰る。
こうした中村の粘り強いアプローチは、認定看護師から専門看護師へと学びを深めてきたキャリアから生まれたものといえるだろう。まず、中村ががん化学療法看護の道に進んだのは平成17年。それ以前、中村は、28病棟(血液科、眼科)に勤務し、主に血液がん患者の看護に携わっていた。当時は今ほど副作用を軽減する薬もなく、患者は辛い症状と厳しい生活制限に耐えていた。「入院中は、好きな食べ物も好きなことも我慢しなければならないことが多くなる。もう少し個々の患者さんの楽しみに配慮できないだろうか」。そう考えた中村は、化学療法看護を基礎から学び直す決心をしたのだ。
資格取得後、中村は、できたばかりの外来化学療法室に配属され、認定看護師教育機関で学んできた専門知識をいかんなく発揮していった。が、数年後、再びステップアップの転機が訪れる。「化学療法中だけでなく、がんと診断されたときから手術や放射線治療、終末期までを含めた一連の過Plus顔写真程にずっと寄り添い支援し続けたい、という思いがでてきたんです。そのためには、がん看護全般を学ばなくてはならないと考えました」。平成22年、中村は三重大学大学院医学系研究科に進学。同院で働きながら、3年間で、がん看護の体系的な知識をマスターした。「放射線療法看護、緩和ケアなど幅広い領域にわたり、エビデンス(科学的根拠)のある看護理論を学びました。それまでは化学療法看護の狭い範囲で看てきましたが、もう少し大局的な見地から患者さんのQOL(生活の質)を考え、エビデンスに基づいた個別性のある援助ができるようになりました」と自信を深める。その幅広い知識の土台があるからこそ、冒頭で紹介したように、中村は患者の抱える問題に、多彩な角度から切り込めるのである。

認知症になっても穏やかに過ごせるケアを
病院全体で実践したい。

小幡志津 認知症看護認定看護師トヨタ記念病院

正常だった脳の働きが低下し、さまざまな精神症状や徘徊、暴言などの行動をもたらす認知症。
その認知症をケアするスペシャリストが、トヨタ記念病院にいる。
認知症看護認定看護師の小幡志津である。
主疾患の治療を使命とする高度急性期病院で、
認知症の人の心に寄り添う看護を展開する彼女の姿を追った。

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