循環器科のケア

療養支援のおはなし

患者さんの状態を観察し、積極的に声がけを行うことで、心身両面からサポートします。

急変を防ぎ、不安な気持ちを和らげるよう心がけています。


循環器科が扱う急性心筋梗塞や狭心症、不整脈といった心臓の病気は、症状が出た段階で緊急性が高い場合も多く、一旦安定しても急変することがあります。その一方で、心臓手術などは体に大きな負担をかけるため、患者さんのなかには定期通院で様子を見ながら、長く病気とともに生活を続けているという人もいらっしゃいます。
そうした循環器疾患を抱える患者さんをケアする上で大切なのは、「小さな変化を見逃さない」ことと「患者さんの思いを聞く」ことです。前者は、異常を早期に発見し急変を防ぐため、後者は不安や恐怖心を抱える患者さんを精神的に支えるためです。

 

全身状態の観察と、コミュニケーションが大切。

患者さんの小さな変化に気づくには、日常的にその相手をしっかり観察する必要があります。入院中であれば、常に近くに看護師がいるので安心ですが、外来ではそうはいきません。数カ月に1度受診するだけの方もいますし、せっかく受診しても医師に悩みや不安を話せない患者さんもいらっしゃいます。そのため循環器科の外来看護師は、来院された患者さんの歩き方や採血時の様子、顔色など、全身の状態を丁寧に観察し、いち早く異変に気づけるよう意識しています。また、外来受診時やカテーテル検査・治療の際に、積極的な声がけを行うことで、患者さんの不安や悩みを聞き取り、和らげられるよう心がけています。
医師は限られた時間のなかで「病気」の診療を行います。私たち看護師の役割としては、それ以外の情報を集め、皆に伝えていくことが大切です。

スタッフからのメッセージ

左)下川あずさ(内科外来看護師)
右)井上美穂(内科外来看護師)
患者さんが安心して受診できるよう工夫しています。

当院では令和元年度から2年度にかけ、大学病院から専門医を迎えるなど、循環器科の診療体制が大きく変わりました。そうしたなか私たち看護師は、今まで以上に「患者さんが安心できること」を意識してケアを行ってきました。医師の交代に関しては、新任医師に患者さんの情報をしっかり引き継ぎ、診察の際スムーズに話が繋がるよう事前準備を心がけてきました。また、カテーテル検査や治療においては、患者さんがリラックスして検査・治療に臨めるよう、開始前に私たちの顔を見せて、いつもの外来看護師が検査・治療に立ち会っていることを伝えるなどの配慮をしています。
当院はこれからも循環器疾患を抱える患者さんをチームで支えていきます。困ったことがあればお気軽にご相談ください。

 

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