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ワクチン効果はどのくらい持続するの?
前回、新型コロナウイルスワクチンの感染予防効果に関する米国での研究データをご紹介しました。
では、日本人におけるワクチン効果の持続性はどうでしょうか。
横浜市立大学病院の研究結果をここに共有したいと思います。
ワクチン接種後中和抗体価は約80%減弱。
横浜市立大学病院では、ファイザー製ワクチンを接種した医療従事者を対象に免疫の長期的な推移を検討しました。
研究の対象者は、同院の医療従事者98例(男性24例、女性74例、年齢中央値43歳)です。
その結果、ワクチン接種6カ月後に、抗体価は接種3週後のピーク時と比べ約90%減弱、中和抗体価は約80%減弱することが明らかになりました。
中和抗体とはウイルスに結合し、ウイルスが細胞に感染する機能を邪魔する(中和する)抗体のことです。
細胞性免疫は6カ月程度維持。
また、ワクチン接種6カ月後の中和抗体陽性率は85.7%になり、低下傾向が見られたものの、多くの人が感染阻害に必要な抗体を維持していることが示されました。
こうしたことから、細胞性免疫は6カ月程度維持されると研究グループは見ています。
新型コロナワクチンの追加接種が受けられるのは、2回接種して8か月以上たってから。
3回目を接種することにより、再び感染予防効果のアップが期待されています。
■詳しくは、時事メディカル『ワクチン完了者、半年後に抗体価90%減弱(2021年11月10日)』へ
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