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開発中の粉末ワクチンは、どこがすごい?
新型コロナウイルスのワクチンについては、
先日、鼻に噴霧するワクチンの開発が進んでいることを紹介しました。
今回は、粉末ワクチンの実用化に向けての動きを見ていきたいと思います。
医薬品ベンチャーの快挙。
粉末ワクチンの実用化をめざしているのは、医薬品ベンチャーの(株)モリモト医薬です。
同社は、新型コロナのワクチン液を短時間で大量に粉末にできる技術開発に成功。
今後、製薬会社からコロナワクチン液の提供を受け、粉末化によって有効性や安全性に問題が生じないか検証していきます。
また、来年には本社内の工場に製造設備を設置し、年間で接種1億回分、瓶2000万本分を供給する体制を整えていく計画です。
粉末ワクチンのメリットは…?
粉末ワクチンの利点はなんといっても、常温で配送や保管ができることです。
これまでの新型コロナワクチンは、瓶の中に液剤を入れ、約1週間かけて冷凍乾燥していました。
冷凍品なので、輸送中の温度管理も厳しく、保冷庫の電源プラグが外れるなどの保管ミスが問題でした。
粉末ワクチンは、液剤をスプレーし、瞬時に凍らせて粒子状にした後、約1日乾燥して粉末にします。
接種する際は、粉末ワクチンに生理食塩水などで液体に戻して使用します。
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扱いやすい粉末ワクチンが実用化されれば、ワクチン接種はさらにスムーズに行われることが期待できます。
日本発の製剤技術が、世界各国で役立てられる日も近いかもしれません。
■詳しくは、時事ドットコムニュース『粉末ワクチン、量産技術を開発 来年実用化へ―大阪の医薬ベンチャー(2021年8月11日)』へ
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