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コロナワクチンは1年後に再接種が必要か。
以前、このコーナーで、横浜市立大学の山中竹春教授らの研究チームによる「ファイザー製ワクチンの有効性」に関する研究成果を紹介しました。
今回は、同じ研究チームのもう一つの研究報告をご紹介します。
感染を防ぐ「中和抗体」はどれくらい持続するの?
横浜市立大の研究チームは昨年2~4月、新型コロナウイルスの従来株に感染した男女250人(平均年齢51歳)から半年後と1年後、血液を採取して中和抗体(※)の量を調べました。
その結果、 従来株に対しては、中等症・重症から回復した人は全員、1年後も中和抗体を保有していました。
しかし、軽症・無症状だった人のうち5人は半年後、8人は1年後、中和抗体がなくなったといいます。
変異株(英国株、ブラジル株、南アフリカ株、インド株)に対しても、中等症・重症だった人の9割以上は1年後も、十分な中和抗体を持っていましたが、軽症・無症状だった人の2~3割ほどは、中和抗体がなくなったそうです。
※中和抗体とは、新型コロナウイルスなどの病原体や感染性粒子が細胞に対して及ぼす影響を中和して、細胞を防御する抗体のこと。
コロナワクチンは1年後に再接種を。
こうした結果から、軽症・無症状の人ほど中和抗体が早くなくなることが見えてきます。
ワクチン接種後の中和抗体の下がり方も同様だと想定され、免疫増強のため、1年後もワクチンの再接種が必要だと研究チームは分析しています。
インフルエンザワクチンのように、これからは毎年、コロナワクチンの接種を呼びかけるシーンが見られるようになるかもしれません。
■詳しくは、東京新聞TOKYO Web「<新型コロナ>軽症・無症状の2割が変異株への抗体1年後に減少 感染歴あってもワクチン接種を (2021年5月20日)」へ
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